12月26日、京都知恩院参詣を終え、大阪滞在。前日夕刻大阪入り。大学時代の友人である大阪教区内寺院住職と久しぶりの再会。食事をしながらお互いの近況報告。
食事場所の近くには最近ニュースで話題になった「たこ焼き屋」があった。
移転先はすぐ近く!人気店らしく長蛇の列、、、
大阪市内のホテルに宿泊し、翌日、法然上人霊場の2ヶ寺に参詣。先ず最初は一心寺。
仁王門には斬新な阿形・吽形の仁王像がお出迎え!平成9年に完成した山門。
一心寺は遺骨で造られた「お骨骨仏」が奉安されており、明治20年に第1体目が開眼されて以来、10年毎に一体造立するならわしになっている。
本堂 内陣
納骨堂
明治20年から造立された骨仏は、昭和20年の空襲で焼失。焼け残った遺灰に戦後22万体を合わせ、昭和23年に戦後の第一体目が開眼された。以後10年毎に造立・開眼され現在7体がお祀りされている。
三千仏堂内千体仏
三千仏堂(一心寺参詣の善男子善女人のために開かれた講堂)は日曜学校や法話・説教などに使われており、我々が参詣した時にも仏教講座が開催されていた。三千仏堂の地下にはなにわの情報発信基地「一心寺シアター」があり、演劇や伝統芸能など様々に利用されている。まさにお寺がコミュニティーである見本・・・ですね!
一心寺から歩いて五分ほどにある四天王寺に参詣。(法然上人霊場である)
四天王寺はご承知のとおり、聖徳太子の創建。外交・内政の拠点とした。今で言う霞が関でしょうか?
四天王寺は法然上人念仏修行の霊場として法然上人二十五霊場第六番に当たる。早速念仏堂に参詣しようと思ったが、残念ながら焼失、後に建立された阿弥陀堂に参拝した。
一心寺・四天王寺を参詣後、近くの観光スポット「通天閣」へ・・・・
「通天閣」初めて来ました。見方によっては東京スカイツリーの建設途中にも見えるなーー!
毎年恒例の知恩院「御身拭式」参拝が主目的だが、このたびは大阪のの友人Tさんお世話になりました。 この勢いだと来年も大阪になりそうです!!
12月25日、浄土宗総本山知恩院で執り行われる「御身拭式」参詣の為、京都に向かった。
三門前も拡張工事が進められていた
完成間近の和順会館(信徒会館)
御影堂(みえいどう)
御身拭式とは知恩院御影堂にご安置されている法然上人ご尊像をお拭いする厳粛な儀式。大勢の僧侶と参拝者が大殿にあふれ、お念仏が唱和されるなか、儀式は厳粛かつ華麗に行われる。
私がこの儀式に初めて参列したのは、今から25年前。浄土宗僧侶になる為の最終の修行道場が知恩院で、三週間の修行期間を終える満行日が12月25日で修行僧は御身拭式に参列して行を終える。行を終えた達成感と厳粛なる御身拭式に感動し、以来毎年参詣させて頂いている。
入堂される知恩院門跡(住職) 加行僧の入堂
法然上人ご尊像を厨子から前机までお移ししてご門主猊下みずから香染の羽二重の布でお拭い申し上げる。
大勢の僧侶と参詣者であふれる御影堂内。堂内ではお念仏が響きわたる。
知恩院の御身拭式は歴史が古く、約300年前より京都の名物行事の一つに数えられていた。法然上人の御徳を慕い、その加護のもと、幸多き願う人々によって賑やかに勤められてきた。京都の名物行事らしく、毎年の御身拭式には必ず報道関係も入り、地元で夕方のテレビニュースや翌朝の新聞一面で取り上げられる。
法然上人御廟に参拝
御身拭式に毎年参列するようになって20年になるが、いまやこの法要に参詣することが一年の締めくくりになっている。お参りするたびに僧侶になった原点に立ち返り、自らも身を拭って初心に帰る。一瞬かもしれないけどこの気持ちが大事かなあと自己満足!!
知恩院参詣をを終え、大阪に向かった。大阪で住職をしている大学時代の友人に会うためと法然上人二十五霊場になっている一心寺と四天王寺に参詣した。
詳細は次回のブログで!
本日午前11時半より調布・深大寺に於いて「深大寺そばを味わう集い」が開催された。そば好きの集まりである深大寺一味会の主催で今年24回目を迎える。私もご縁を頂き、3回目の参加。
深大寺参道 茅葺の山門
今年はNHKで放映された「ゲゲゲの女房」の影響もあり参詣者倍増とのこと。もちろんお賽銭も!
参道には多くの茶店があり、参詣者を温かく迎えてくれる。もちろん鬼太郎とねずみ男も何の違和感もなくお出迎え・・・
境内では初詣の準備が行われていた。客殿玄関で受付をすませ、時間まで書院で待機。
お蕎麦は2品。地元深大寺で収穫された新そばと調布市と姉妹都市提携の長野県木島平村の新そばを賞味。今年は酷暑が続き、そばの収穫も不安視されたがどうにか例年並みの収穫があったようだ。調布市と木島平村の首長さんもお出でになりご挨拶をされた。
今年から椅子席になり、席はクジで決められた。毎年著名人が参加され、それぞれのご挨拶もユーモアに富んで楽しい食事会でした。因みに私のテーブルは木島平村の村長、NHKのお天気キャスター、みなみらんぼう氏。その他各界の著名人がお出でになり、締めは三遊亭円窓師匠の巧みな話術で落ちが決まり、場内喝采の中にお開きとなった。
因みに円窓師匠には、昭和46年常徳寺本堂落慶の時にお出で頂き、落語をご披露頂いたようである。師匠に御挨拶がてら、その話をするとよく覚えていて下さった。
楽しい集いもあっという間に終了。その後、そば好きのお仲間と一緒に門前の蕎麦屋さんで締めの蕎麦となりました。
12月21日 午前11時より横浜市南区にある久保山光明寺にて私の師僧である先代住職の七回忌法要に参列した。
私の僧侶としての原点は光明寺であり、この師僧がいなければ今日の自分もいない!
「坊さんは衆生縁がなければだめだ」と生前口癖のように聞かされていたが、その言葉通り法要には総本山執事長はじめ、各宗僧侶、財界、スポーツ界等、有縁の方々が参列された。
今の時代にこそ必要な人物だけに本当に残念だ。
法要後、久保山墓地内の光明寺墓域にある歴代墓に墓参。
法要、墓参をすませ、中華街「萬珍楼」での供養席。玄関には色鮮やかな獅子?がお出迎え。
12月13日夕刻、東京ブディストクラブ主催の釈尊成道会記念「チャリティーの夕べ」に参加した。
グランドプリンスホテル新高輪「飛天」を会場にして開催され、成道会の法要を勤めた後、、ディナータイムへ!後半のショータイムでは歌手の南こうせつ さんが熱唱!
この集いはチャリティーを目的とし、今年で45回目を迎える。一定の成果を上げたことを踏まえ、今回で区切りとなるようだ。私も過去何度か参加させて頂いたが、特に今回は南こうせつ氏のショータイムが良かった!歌はもちろん、巧みな話術によって会場を和ませていた・・・
何よりも私の年代は青春時代ど真ん中!ギターに夢中だった中学時代を思い出した・・・
12月11日午後7時、常徳寺を会所に東西婦人会月例会が行われた。
東西婦人会とは東京教区豊島組寺院(70ヶ寺)を6つの部に分け、その中の東部・西部の寺院に所属するご婦人方の会である。毎月の会所は持ち回りで決められ、勤行、研修、親睦等を行う。
本堂で500遍のお念仏 講堂での講義風景
平成22年東西婦人会の月例会は「仏教美術入門講座」と題して、ご専門の講師を招請し、特に「ガンダーラの仏伝」をテーマに講義が行われた。
2月に始まり今回が最終講義で第10回目となる。講師の便宜を優先し、会所は毎月常徳寺で行う事になったようだが、講義前の勤行は住職不在が多く、ご迷惑をおかけしたようだ・・
本年10回の月例会が行われたが、私が勤行に出たのは最初と最後の2回だけ・・
ごめんなさい<(_ _)>
12月10日午後7時、会合で本駒込の徳性寺に向かった。
念仏講と称して毎月10日に行われる部内寺院(近隣の浄土宗寺院22ヶ寺で構成)の会合で、会所は持ち回りで決められる。
平成18年4月落慶の本堂
本堂でお勤め後、会議に移り、諸行事、各寺の近況等について話し合いが行われる。
本年最後の念仏講なので終了後、会食をして散会。
12月9日、午後3時半より浄土宗東京教区豊島組・教化分団主催の別時念仏会が小石川・伝通院で行われた。
伝通院本堂 (昭和63年再建)
浄土宗 無量山 寿経寺 傳通院
慶長8年(1603)徳川家康が生母お大をこの地に葬った。
後に堂宇を建立し伝通院となった。
伝通院はお大の法名にちなむ。将軍家の帰依も厚かった。
浄土宗の関東18檀林の一つで、常時1000人の学僧が修行していた。
境内には、お大の方、千姫(豊臣秀頼妻・2代徳川秀忠の長女)をはじめとして徳川家ゆかりの女性の墓が数多くある。
別時念仏とは日時を定めて、身体やこころを清浄にして念仏行に励む意識をもち、ひたすら南無阿弥陀仏と唱えるお念仏によって心をきよめる行事。
本年最後の別時念仏会には僧俗50名が参集。先ず豊島組組長である小石川・慈眼院住職(沢蔵司稲荷別当)のご法話。引き続き約40分の別時念仏を行った。大きなお念仏の声と木魚の音が堂内に響き渡り、報恩感謝のお念仏をお捧げした。
午後5時終了後、会合の為、谷中・功徳林寺に向かった。
谷中・功徳林寺は現在、本堂・客殿の新築工事を行っている。
功徳林寺に到着すると囲いが外されいて、本堂・客殿が姿を現していた。中ではまだ作業がつづいているようだ。
12月4日、大学時代の友人が住職を務める千葉県柏市の真言宗豊山派・龍光院本堂改修・庫裏増築落慶法要に出仕!
以前からこの法要で雅楽の演奏を依頼されており、後輩僧侶3名とお手伝いに上がった。
龍光院は平将門に所縁のある寺院。詳細は下記HPへ!
龍光院本堂 新築された庫裏
内陣(本尊は不動明王)
庫裏玄関内部 客人にお抹茶のおもてなし!
午後3時より山門前、総代宅より練り行列。本堂前で塔婆加持後、堂内に入堂。
宗派が違うとお唱えするお経も違うので雅楽の演奏以外は法要の様子見。雅楽、太鼓、法螺貝等を取り入れ、大変賑々しくも厳かで素晴らしい法要でした。
法要後の祝宴では、真言宗豊山派ご寺院住職方と相席させて頂き、作法や法儀について教えて頂いた。
この一大事業を成し遂げた背景には住職の熱い思いと檀信徒の協力なしにはあり得ないこと。心よりお祝い申し上げます。