朝、目覚めた時の夢があまりにもリアルで、目覚めても現実に戻るまで数秒かかった。
普通なら忘れてしまうのが夢だが、今日は訳あって、覚えている。
たまには夢の内容を書こう。
僕は昔の仕事仲間と街を歩いていた。
彼が向こうから歩いてくる40代の保護者に声をかけると無視された。
何かしら信用を落とすようなことをしてしまい、会う人会う人に無視されるらしい。
彼を励まし、僕もそうならないように気をつけねばならないと思い、電車に乗った。
電車でワインを飲み、いい気分になった。
駅から歩いて帰っていると、男が倒れていた。
救急車を呼んでくれという。ところが電話がつながらない。
男は向こうを指差し、あれで病院に運んで欲しいという。
どうやら彼の車のようだ。僕はお酒を飲んでいることを思い出した。
向こうに病院が見える。
車に乗せれば数分もかかるまい。
しかも、周りに人は誰もいない。
葛藤が起こる。
その時、社会的信用を落としてしまった友達のことを思い出した。
それでも、ここでこの男に会ったのは何かの運命だなんて考え、車のところへ向かった。
車に乗ろうとした瞬間、向こうからパトカーが何台もやってきた。
パトカーを止めて、倒れている男のことを伝えれば済むのに、夢だから気づかない。
ドアのところで迷っていると…
変な音がする。
目覚まし時計の音だった。
現実に戻ったものの、あの後、夢の中の僕はどうしていたのかが気になって仕方なかった。
出勤しながらまた夢のことを思い出して、考えてみたがわからない。
学校が今日も忙しかったので、すっかり夢のことを忘れてしまっていた。
帰る間際、1人の薬学部志望の女の子と面接の内容について、話し合いをしていた。
話しながら、その子の瞳を見ていた時、夢のことを突然、思い出した。
それでもすぐにまた忘れてしまい、目の前のことに全力を尽くした。
車で帰っているとパトカーが通るのが見えた。
あの赤い光でまた記憶が甦った。
大した夢ではないが、究極の選択を強いられた時、判断できるように、しっかり考えなさいという無意識からの暗示なのかもしれない。
結局どちらを選択するのかは言わない。
ただブログを書きながら、僕の中での結論は出た。
皆はどうするだろう?
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