〈日刊ゲンダイDIGITAL〉 記事より一部抜粋転載
生活苦にあえぐ72歳の女が、いま社会問題となっている「闇バイト」に応募し、
同世代の女性相手に特殊詐欺未遂事件を起こしていた。
「還付金を取るために必要」とウソをつき、70代の女性からキャッシュカードを
ダマし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いで警視庁に逮捕された。
〇〇容疑者はSNSで「日雇いアルバイト」と検索し、ネット上で募集していた「闇バイト」に応募。
特殊詐欺の指示役とみられる男と知り合った。
詐欺グループの「かけ子」が東京都文京区の被害女性宅に「救済措置の還付金があり、
その手続きをするためには古いキャッシュカードを新しいキャッシュカードに替える必要がある」と
ウソの電話をかけ、「受け子」の〇〇容疑者が同日午後、女性宅を訪れた。
〇〇容疑者は郵便局の委託業者に成り済まし、マンションのエントランスで女性宅のインターホンを
鳴らした。被害女性は事前に、かけ子からの電話の内容を隣人に相談。隣人が110番し、駆け付けた
警察署員が〇〇容疑者を現行犯逮捕した。調べに対し、〇〇容疑者は「借金があった。生活費のため
にやった」と話しているという。
警視庁によると、昨年1年間に特殊詐欺で摘発された793人のうち、10~20代の若者が63%を占め、
高校生や中学生が逮捕されるケースもあった。10代の犯行理由で最も多かったのは遊興費の58%、
次いで生活困窮の10.7%だった。一方、50代以上の検挙者も7.6%いて、男の割合は91.3%だった。
生活苦で犯罪に手を染める若者や高齢者は少なくない。物価は高騰し続けているのに給料は一向に
上がらず、高齢者は年金を減らされ、仕事もなく、老後の人生をまともに送れない。
それにしても、72歳で「闇バイト」とは。なんとも、やるせない。
生活苦にあえぐ72歳の女が、いま社会問題となっている「闇バイト」に応募し、
同世代の女性相手に特殊詐欺未遂事件を起こしていた。
「還付金を取るために必要」とウソをつき、70代の女性からキャッシュカードを
ダマし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いで警視庁に逮捕された。
〇〇容疑者はSNSで「日雇いアルバイト」と検索し、ネット上で募集していた「闇バイト」に応募。
特殊詐欺の指示役とみられる男と知り合った。
詐欺グループの「かけ子」が東京都文京区の被害女性宅に「救済措置の還付金があり、
その手続きをするためには古いキャッシュカードを新しいキャッシュカードに替える必要がある」と
ウソの電話をかけ、「受け子」の〇〇容疑者が同日午後、女性宅を訪れた。
〇〇容疑者は郵便局の委託業者に成り済まし、マンションのエントランスで女性宅のインターホンを
鳴らした。被害女性は事前に、かけ子からの電話の内容を隣人に相談。隣人が110番し、駆け付けた
警察署員が〇〇容疑者を現行犯逮捕した。調べに対し、〇〇容疑者は「借金があった。生活費のため
にやった」と話しているという。
警視庁によると、昨年1年間に特殊詐欺で摘発された793人のうち、10~20代の若者が63%を占め、
高校生や中学生が逮捕されるケースもあった。10代の犯行理由で最も多かったのは遊興費の58%、
次いで生活困窮の10.7%だった。一方、50代以上の検挙者も7.6%いて、男の割合は91.3%だった。
生活苦で犯罪に手を染める若者や高齢者は少なくない。物価は高騰し続けているのに給料は一向に
上がらず、高齢者は年金を減らされ、仕事もなく、老後の人生をまともに送れない。
それにしても、72歳で「闇バイト」とは。なんとも、やるせない。