夜になると家に入ってくるようになったくうたくん。
お気に入りはぽん父の席です。
まずは肉球を舐めたり、念入りに身づくろいをします。
ひととおり済むと、温泉に「極楽、極楽~」と入ってるオヤジのように、
ふ~~と満足そうな鼻息ついて、クッションにもたれかかります。
お疲れのところ悪いんだけど
もうすぐ父ちゃん帰ってくるから
そこあけてくれるかな?
イヤです!じゃないでしょ。
母ちゃんが優しく言ってるうちにどきなさい。
ぶつぶつ文句言ってないで
さっさとこっちに来るの!
くうたが父ちゃんの席
占領していいわけないでしょ!
けっきょくこの日はおやつやオモチャでつっても、ぽん父が帰ってきても何しても、
朝までこの場所を動かなかった頑固者くうたです。
これではくうたのワガママを通したことになってしまいました。
もちろんこんなことは2度とあってはなりません。
おいでと言ったらすぐにぽん母のそばに来るようにしなくちゃいけませんが、
そうなるには時間がかかります。
そこでぽん母考えました
おっと時間です。続きは第2話で。
ううん。全然!