はじめに
『代理人タチバナくん第1話』をご存じない方または「間があきすぎて内容忘れちゃったよ~」という方は、
まずは第1話をお読みになることを、お奨めします。代理人タチバナくん第1話へGO!
それ以外のかたはそのままお進みください。
ぽん父の席をキープするためぽん母が依頼したのは、ぽん母の昔のダーリン。
……ではなく、独身時代からの友人でいっしょにぽんぽこ家にやってきたタチバナくんです。
なっちゃん、覚えてる?(私信)
銀座で出会ったシチーボーイのタチバナくんは、腰は低いが態度はでかいので、
ぽん母の代りにくうたからぽん父の席を守ってもらうには最適です。
丸いお腹に丸い顔、目もたれぎみで、なにげにぽん父に似てるので、
もしかしたらくうたもぽん父がいると思って遠慮するかもしれません。
さあタチバナくん、くうたがやってくるよ。任務開始!
あら~お父ちゃんじゃない。
ちが~~う!!
あら残念、ぽん父には見えなかったらしいです。やっぱりにほいが違うせいでしょうか。
お前ジャマだよ。どけどけ!
タチバナくん、くうたのどけどけ攻撃に必死に耐えています。
たいへんです!とうとうタチバナくんが場外に押し出されそうです。
このままではこれを見たくまみさんが、真っ青になって卒倒してしまいます。
さすがに見守ってるわけにいかなくなり、マテをかけました。
このあと「タチバナくんと仲良くして、特に目玉を狙わない!」とぽん母にこってり叱られたくうたくん。
夕飯の仕度に立ったぽん母の席で、すねすねとふて寝してました。
すねすねZZZ
しばらくしてぽん父が帰ってきました。
居間のほうから「こっち来てみて~」と呼ぶので行ってみると
あれま!
いつのまにかタチバナくんとなかよく布団を半分こして寝てました。
ちょっと席をはずしてる間に友情が芽生えたのかしら?
もぉ~タチバナくんってば!半分譲ってちゃダメじゃん!と思いつつ
うふっ(^m^)可愛いって思ってカメラを向けてしまったぽん母です。
そしてこの日以来、ぽん父が座るためタチバナくんをどけると、くうたはぽん母の横に移動してくるようになりました。
タチバナくんお手柄です
でもタチバナくんちょっとお疲れのご様子です。