さて、お待ちかねの二日目です。
11月2日
今日はなんとお初のメンバーが登場する事になっています。CB氏の職場のバイク乗りの方です。
なんでも、CBR1000RRとCBR1100XXの二台を所有されているそうです。ツアラーとスーパースポーツの組み合わせなんて、羨まし過ぎます。
今回はどちらのバイクでお目見えかと思っていたら、「今日はツーリングだからブラックバードで行くよ」とのたまったそうです。私もいつかそんな事言ってみたいもんです。
1998年式のCBR1100XXです。キャブ仕様の初期型です。これを買う前は、なんとあの名車、CBR1000Fを駆っていたそうです。CBRずくしですな。
CB氏のアパート前にCB1000SF、CBR1100XX、GPZ900R、ZRX1200Rの4台が集合し、なぜかCB氏のアパートを拒否して一人でホテルに宿泊しているBMW氏を迎えに行きました。
集合場所で待っていると、今日は定刻通りBMW氏がやって来ました。
そんな訳で、二日目は、CB1000SF、CBR1100XX、GPZ900R、R1200ST、ZRX1200R(無意味にアルファベット順)の5台でツーリングとなりました。
今日の最終目的地は、岐阜県の白鳥にある油坂さくらパークです。8月のツーリングの時BMW氏がに偶然見つけたコテージです。BMW氏の食指に触れたようです。四国ツーリングが突然富山岐阜方面に変わった理由が見えてきました。
ここからおっさん5人組は立山街道から、有峰林道小見線(当然舗装です)に入って行きます。この林道は有料なので、先頭を走るBMW氏が、料金所でなぜかまとめて3台分の料金を支払います。てっきり全員の分を払ってもらったと思った4番目と5番目を走る忍者氏と黒鳥氏は、危うく料金所を強行突破するところでした。
BMW氏曰く、「面倒だったから千円札一枚出して、これで通れるだけと言ったら3台だった」そうです。無線なんてハイテクなものを持っていない私たちには、阿吽の呼吸が大事だと痛感させられた出来事でした。
話は逸れましたが、有峰林道小見線は、整備された二車線路と一車線路が交互に現れます。一車線路は対向車に最新の注意を払わなければなりませんが、二車線路は豪快に攻めて走れます。この道路は工事中のところがすごく多いです。と言う事は、あと何年かすれば全線が整備された二車線路に...なったらいいな。
有峰林道の奥の、有峰記念館から有峰湖を見物した後は、ここから向きを変えて有峰林道東谷線を南下して行きました。この道はツーリングマップルでお勧めルートになってますが、いい道でした。体から悪い成分が抜けていくような気がしました(気がしただけです。個人差が有ると思います)。
林道を気持ちよく走るBMW氏です。
有峰林道東谷線を南下すると、R471に突き当たります。9月に信州ツーリングに行った時走った道です。この道を東に走り、R41、R471、R360と繋いで白川郷を目指します。
R360に入ると白川郷までの道のりは25kmほどなのですが、ここは立派な3桁国道です。道は細いし、ガードレールもほとんど有りません。こんなところでバイクを谷に落としたら、潔くナンバープレートと車検証だけ回収しておとなしく家に帰るしか有りません。でも舗装が綺麗でしたよ(ちょっとだけフォローしておきます)。
R360の西の終点に近づくと白川郷合掌集落の展望台が見えてきます。
お約束の撮影ポイントです。今日は3連休の中日なので駐車場が満車です。バイク5台を止めるのも一苦労です。私たちより前に駐輪していたツーリンググループの人たちが、バイクを寄せて、私たちの駐輪場所を作ってくれました(おおきにありがと)。
そのときの私たちの会話です。
A「あのツーリンググループおっさんばっかりやな」
B「無効だって俺たちを見ておっさんやと思ってるで」
そうです。バイク乗りの世界も高齢化が進んでいるのです。身の程を知らなければなりません。
ここで昼食を摂ってR156を南下し、白鳥に向って走ります。白鳥まで70kmくらい有ったのですが、快適に走れたので1時間半くらいで着いてしまいました。
白鳥のスーパーで夕食の鍋の具材を買い込んで、コテージに向かいます。
コテージでは単身赴任のベテラン、BMW氏が手際よく包丁を捌き、あっという間に鍋が出来上がってしまいました。
これから3時間に渡って、おっさん5人の宴が続く事になるのです。
コテージの夜は静かに更けて行きます。明日はいよいよ帰路に着きます。
3日目に続く。