先日会社で和尚さん(仮名)と、高速道路無料と、1000円均一の違いについて、あれこれ考えてみました。
高速道路1回1000円乗り放題だと、日帰りの行楽でも、いつもより足を伸ばして遠いところに遊びに行く人が増えるから、大都市から概ね100km圏内の観光地は人手が減るでしょう。均一料金なら、長い距離乗った方がお得感が有りますよね。また、長距離(長時間)高速道路を走るので、トイレとか飯とか給油とかで、SA、PAの売り上げが増えて、高速道路のSA、PAに出店している企業が潤い、経済効果が発生すると考えられます。
これが、高速道路に何回乗っても無料になるとどうなるか...。まず、何回高速を降りても乗り直してもタダなので、SA、PAで休憩する車が減る事になるでしょう。給油ですが、ドライバーは、SAのGSとインターを降りた下道のGSの好きな方を選べる事になります。つまり両者は対等の条件で価格、サービスを競争する事になるのです。高速道路施設内のGSは下道のセルフ給油のGSとの価格競争しなければならないので、かなり苦戦するものと思われます。インターチェンジ付近のGSに車が給油に訪れると、それだけで地元の経済効果が有るわけですが、ここから一歩進んで、インターチェンジ付近に広大な駐車場を作り、GSだけでなく、地元特産の土産物屋、温泉、簡易宿泊施設、レストラン、コンビニなどを設置すればどうなるでしょうか。インターチェンジを擁する町同士で、サービス競争が始まり、利用者はいいサービスを受ける事ができるところを選んで休憩するようになり、そこでお金を落として地元経済が潤うと言う好循環が発生するでしょう。もうこうなってしまったら既存のSA、PAは競争力がなくなるから、いっそ撤収してしまって、管理費を浮かせてしまったらどうでしょうか。料金所ゲートも要らなくなるしね。ここで余ってくる労働力を、インターチェンジ付近の施設で活用すれば、雇用問題もOKでしょう。
高速道路を無料にすれば、その利用方法が劇的に変わって、新しい経済モデルが出来ると思います。
高速道路原則全線無料化。実行してくれないかな。あんまり期待してないけど(オイ)。
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