私の部屋2

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実家の商売

2010年05月24日 | 日記

と言っても、私の親の実家なんですが、父はギター屋の三男、母は漁師の網元の末娘でした。

母の実家の網元は、とっくの昔に廃業してしまいましたが、父の実家のギター屋は、今でも営業しています。

父とその兄弟姉妹は、早くに両親を亡くした為、長兄(私の叔父)が十代で店を継いで、3人の弟と2人の妹が一人前になるまで養ってくれたそうです。

そんな訳で、私の叔父がギター屋を切り盛りして、もう60年になろうとしています。一代でこんなに長く営業してる店なんて、相当珍しいんじゃないかと思います。

でも、叔父の店には後継ぎがいないんです。一男二女の子供がいるんですが、だれも店は継がないそうです。

私の叔父は新品よりも、中古のギターを修理して売るのが好きで、店の倉庫には「どないすんねん」と思わず言ってしまうほどたくさんのギターが置かれてました。

個人商店なので、かなりマニア度の高い濃いめの店です。

店の場所は、天王寺公園の裏の茶臼山のラブホテル街の一角と言うか、入口です。叔父の家の玄関をガラガラと開けると、路地を挟んだお向かいはホテルの玄関だったりします。

今はどうかよく知りませんが、昔は大阪の芸人やミュージシャンがよく来ていたそうです。人づてには○し○し娘(当時)が来てたとか、後にア○スのメンバーとなる高校生の○内○雄が来てたとか聞いてます。

これらはあくまでも噂なので、信憑性は???なんですが、一つだけ自信を持って紹介できるものが有ります。

もう10年以上前になりますが、タレントが昔のなじみの店を尋ねると言う、テレビ番組の企画で、横山ホットブラザーズ(息子たち3人)が叔父の店にやって来たのです。叔父は、ホットブラザースの親父さん(故人ですが)と面識が有り、親父さんから舞台で使うヘンテコな楽器の特注を受けていたそうです。

横山ホットブラザーズが舞台で使う、引っ張ったら壊れるバイオリンは、私の叔父の作品です。

そんな叔父の経営するギターショップの名前は...「トミヤ」と言います。愛想もなんも無い店名ですね。

いまどき、店のホームページもブログも無いので、ネットで情報収集するのは、かなり困難です。

いつまで営業しててくれるんやろ。あと10年はもたないやろうな。無くなったら寂しくなるな。店を閉める時はあの大量の中古ギターはどうなるんやろ。

無責任に心配している今日この頃です。

コメント (2)
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