ナビマウントを換装

去年からバイクにナビゲーションを装着してみたのですが、これがまた予想以上に便利で、ナビ無しではツーリングできない体になってしまいそうな感じがします。

そのうちバイクにも、純正ナビがオプションで装着できる時代が来るかもしれませんが、今は市販のポータブルナビを取り付けるのが一般的です。

ところがその市販のナビをバイクに取り付けるのは、結構大変です。なんせバイクにはメーターやハンドル回りには余分なスペースが殆ど有りません。

そこで、いろんなステーやらホルダーを作ったり買ったりする訳ですが、私は今までこんなマウントキットを使ってました。

南海部品で買ったものですが、これは値段も安いし、装着が簡単でよかったです。ハンドルバーにベルトで巻いて止めるだけですから。

でもちょっとマウント位置が手前過ぎて、ナビ画面が見にくいのと、メインスイッチに手が届きにくく、乗車降車時のキーの抜き差しに苦労するようになってしまってました。

それから、去年北海道でロングツーリングに使った時、夜中に雨が降って、緩衝材のスポンジパッドに水が染み込んでしまい、なかなか乾かず困った事も有りました。

そこで、思い切って大枚叩いて、ナビマウントを交換する事にしたのです。

前述の問題を解決するため、ナビの位置を左前方にオフセットさせる事が目的です。

で、私が今回選んだのは、ＲＡＭマウントシステムです。システムと言うからには、いろいろ部材を買い揃えなければなりません。ベース、アーム、ジョイント、ホルダー．．．。単品では大した値段では無いのですが、合計すると、すぐに１万円以上のコースになってしまいます。

私は、Ｎｉｎｊａ６５０Ｒのハンドル回りを採寸して、下記パーツを選定しました。

ホルダーはコレ↓

http://www.pdakobo.com/review/ram/PD2U.htm

ジョイントはコレ↓

http://www.pdakobo.com/review/ram/238U.htm

アームはコレ↓

http://www.pdakobo.com/review/ram/201U.htm

そしてベースはコレ↓です。

http://www.pdakobo.com/review/ram/B-367U.htm

ホルダーに爪を刺し、ジョイントをネジ止めして、いよいよバイクに取り付けです。目論見通りうまく取り付けられるかどうかは、やってみなければ分かりません。

まず、既存のホルダーを外します。今までアリガトー。

そしてテープを貼って、マジックでマーキングを入れておきます。こうすれば、後でボルトを同じトルクで締めつけられるハズです。

そしてこれらハンドルポストのＭ８キャップボルトを緩めて、左下のボルトをベースパーツと取り替えます。

アメリカ製なので、ボールのボルト穴の形状がビミョーなのは御愛嬌です。ゴム製だから、多少いびつでも、グッと押しこんだらボルトの頭は入ってしまいます。

このパーツにはカラーが入っており、純正のボルト（ネジ長３０ｍｍ）では長さが足らなくなるのですが、ロングボルトが付属しているので、問題は有りません。こう言うところは親切ですねぇ。

でも雨が降ったらここに雨が溜まらないのか、ちょっと心配です。

ここまでやったら、この後は工具は要りません。アームパーツでホルダと連結すればとりあえず完成です。ついでに電源供給用のＵＳＢケーブルを、金メッキ端子のものに交換しました。これでコードの耐候性が上がれば．．．いいな。

ここからは仕上げに入ります。まず、マウント部に、カーボン柄のカッティングシートを貼って、ネジ穴を隠します。

そして、マウントボードとナビ本体の間にできる隙間を埋めるため、ゴムの緩衝材兼スペーサーを貼り付けます。

ナビを取り付けない時のＵＳＢコードの保持と防水を兼ねて、Xスタンパーのハンコケースをマウントボードの下に貼り付けてあります。

寒空の間隙を塗って、試走してみました。期待以上にしっかりマウントしてくれてます。走行中に妙な振動も無いし、ナビは見易くなったし、メインキーは使い易くなったし、私の目的は達成できました。

ただ、タコメーターの３０００ｒｐｍ以下のところが、ナビと重なって見えにくくなってしまいました。でも、通常の使用には影響はないでしょう。昔のスズキ車なんか、もとからタコメーターに３０００ｒｐｍ以下は無かったんですから。

ここまでするのに、試行錯誤も含めたら、いったいいくら掛かったんやろ。怖いから計算するのはやめておきます。

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