今回は趣味のお話
鉄道模型のNゲージのお話です
私の好みな車両の記事ですので、決して新製品や人気のある車種のお話では無い事を、予めお詫びしておきます(笑)
さて
トミックスから以前販売されていた
ブラスシリーズをご存じでしょうか?
92971 キハ35首都圏色
92972 キハ35標準色900番台
この2製品が販売されていました
エンドウ製品の再来的に扱われた物でしたが、細かい部分に差異があったのは
既に諸先輩方が扱ったお話ですね
そんな唯一のトミックス ブラスシリーズのキハ30のお話です
中古リサ店で、時折見掛けるこの製品
結構なお値段で販売されています(笑)
それもその筈で、4両セットで2万円程した販売価格でしたから
当然、中古市場でも価格が反映されますよね
そんな中、ジャンク扱いの吊し売りが目にとまりました
トミックス キハ30
92971キハ35首都圏色 セットバラし
既に車体から動力を外してますが(笑)
この製品は、タケモリモデル製造だそうで
前述の通り、エンドウ製品の復刻的な物でした
真鍮製の車体は、前面や妻面の中央部分で結合される形で
縦に結合線が入っているのも、エンドウ製品と同様でした
あっさりとしたディテールもそのもので、窓ガラスやテールランプ表現が塩ビ板のみなのも同様ですので
てっきり復刻版だと思われましたが、客窓の隅のRが違う等の細かい差異があったそうです
つまり、まんまエンドウ製品では無いと
更に付随車の台車は、構造上車輪の転がりが悪いエンドウ製品とは違い
グリーンマックス製品を用いた事で、滑らかに転がります
加えて、上の画像の通り動力車の動力ユニットが、エンドウ製品とは違い
3極モーターの凸型ダイキャストタイプになっています
このブラスシリーズが発売された頃、既に現行の1モーター動力
ダイキャストが黒色一体のタイプが出回っていましたので、前世代の動力を使った製品となります
これは、車体との接合を考えての事だと察します
床下部品の爪が車体内側の縁にかかる仕組みなので、1モーター動力では形にならなかったのだと…
そんなキハ30ですが、動力ユニットをバラし各接点を磨き
ギアにグリスアップをする、いつもの整備を行いました
トミックス キハ30
貸レイアウトで爆走してます(笑)
現行の1モーター動力に比べ、この頃の動力ユニットは、かなり煩いのも特徴ですね
当時は当たり前でしたが、昨今の静かに走る動力ユニットに慣れていると、驚くかもしれません
「異音」だと誤認するかもしれないですが、構造上仕方の無い音なのですよね
まぁ私は気にしないのですが(笑)
ある程度の低速も効き、何よりダイキャストの重量も手伝って牽引力があり、エンドウ製品と繋げても負けないパワフルさがあります(笑)
プラ製品の決定版と言われる
カトー製品があるキハ30
加えて、トミックスからも発売がアナウンスされている今
敢えて前時代的な製品を愛でるのも良いものです
エンドウ製品のキハ30系列を愛好する私としては、このブラスシリーズも範疇に入るもので
こうして遊べる喜びを噛みしめておりますよ
そんなトミックス キハ30のお話でした…m(_ _)m