金曜日の夕方、ある行事に合わせるためいつもより早めの島原鉄道に乗車しました。すると幸運なことに、全国の鉄道マニアがわざわざ乗りに来るキハ20系の気動車に巡り会えたので、少しゆっくり観察、一睡もせずに乗車しました
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このキハ20系は、すでにJRでは引退し、ローカル民間鉄道3社で現役を続けているだけの貴重品。更に先頭車は、国鉄と相互乗り入れをしていた名残で、島鉄の車両だと分かるように「三本ヒゲ」がついています(猫のように)。昔は福岡までの直通運転があったとか・・・・。
さて(空いているので)いつも通り4人掛けのボックスシート(と言うのか不明)を独占して、車内を見回すと、年季の入った装備が満載されていました。
一応クーラーはついていますが、効きが悪いのか扇風機も併用中。網棚は、金属製でない繊維質
です。また、窓台は木製で、いろんな乗客がいたずらしたのか少し凹んでいます
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さて、この列車はどんなに新しくても1964年製なので、カレコレ40年も働いているため、全身をふるわせて一生懸命走ってくれます。高速を出すと、窓のすき間から「ヒュー」と音がして、雨の日はちょっと困ったことになりそうだなーと心配
しました。
ただしこのときは、チビッコとおばあちゃんペアが、山で捕まえたカブト虫を沢山持ち帰って楽しそうにしていたのと、車内車外観察に忙しかったため、読書はほとんど進みませんでした。