天気が悪い週末、わが家のお出かけ先には必ず「たらみ図書館」が入ります。市内の他の館にくらべ 中が広いし、適度にざわついているので、1時間程度なら 館内にチビを放し飼いにしていろんな本を手に取れるから。そう思っている親は沢山いるようで、放し飼いにされている? チビッコをよく見かけます。
しかし放し飼いで生まれる1時間で、こちらも真剣勝負で、面白本を探さなくてはなりません。薄汚れた紙ファイルに、狙っている本のリストを綴じて準備は万全。さっさと4~5冊(2週間分)を本棚から抽出し、あとは雑誌の拾い読みに集中してると・・・・すでに父親の行動を先読みしているチビから あえなく拉致され、退館の運びとなります。
さて今回、6年前に映画になっているとは知らず読んでいたのが「ホワイトアウト」。松嶋菜々子がヒロインだったんですね。かつて親に連れられて訪れた「黒四ダム」を彷彿とさせる内容で、寒さが厳しくなるこれからの季節にピッタリ。
寒い季節の話しとしては、偶然ですが「飛ぶ教室」も クリスマス頃のお話です。そしてこのブログのため、ググルと・・・・なんとこの作品も映画化されるんですね!!!!ビックリです。
作者のケストナーの本は、子どもの頃「エミール」や「二人のロッテ」を読んでいるのですが、最近 大人と子どもの関係本を読んでいると、必ずこの「飛ぶ教室」が推薦されているので、読んでみることにしました。中学生くらいを対象にした内容ですが、40代のおじさんが読んでも新鮮です。映画の長崎上映を期待しています。
これまた映画絡みですが、新聞の書評で紹介されていた「噂」を読んだ後、この作者の本を調べていると、これまた今年公開された映画の原作=「明日の記憶」にぶち当たりました。ところが映画化の影響で、予約が殺到しまだ読めません。(同様に「東京タワー」も「赤い指」も半年待ちです)
「噂」も 充分映画化できるほど面白かったので、期待しておきます。
※(追記)調べてみると「飛ぶ教室」は2002年の公開作品で、どの映画館も公開終了していました(ただし長崎では上映無し)。また映画の配給元は、「かもめ食堂」と同じでした。