くじらの街 東彼杵(ひがしそのぎ)に出かけた目的は、この時期しか体験できない『茶摘み』でした。当日カミさんは 別のイベントに参加することになり、ボクとチビ2人の”危ないトリオ”で 楽しんできました。
そもそも 東彼杵は、隣にある嬉野(佐賀県にあり、温泉も有名)に続く グリーンティー・ベルト地帯(勝手に命名)で、長崎では茶どころです。でもそのブランド「そのぎ茶」は、ハッキリ言って無名なので、今回のイベントなどで PRをしているとのこと。無知な三人組は、明らかにお茶が好きそうな 高齢+熟年グループに混じって、見よう見まねの連続です。
さて肝心の茶畑ですが、国道からも高速からも離れた 山の斜面にあるため、広大な範囲で拡がっていることを初めて知りました。で、用意してもらったバスを降りると、黒いベールを被った茶が出迎えてくれます。このベールですが、新茶を日焼けや雨で痛ませない配慮だとのこと。今回の体験茶畑につくと、そこには緑色が拡がって
いました。
次に 簡単な注意だけ聞くと、かごをもらって 茶摘み開始。葉の摘み方ですが『一芯 二葉 足なし』という、実物を見ないと理解できない原則で、パッパと進みます。わが家のチビ2号は、早々と飽き 茶畑を行ったり来たりして遊んでましたが、1号は ワラビ狩りやつくし狩りで(カミさんに)鍛えられている?ので、熱心に作業していました。
一番茶は農薬を控えていると聞いたので、ボクは途中で新茶を噛みながら、「南米のコカもこんな風に咬んで味わうんだよね」と思いながら摘み、約50分後の成果がこれ。結局 この大半は 夕ご飯で天ぷら
になり出てきました。ちなみに これを新茶にして飲むのは大変だと、明日のブログでお伝えできると思います。
さて素人の茶摘みが終わると、プロの出番。当然機械で摘む・・・というより、バリカン付きのトラクターで刈るというのが正確な表現でしょうか。あっという間に一列を 5分刈坊主にしてしまいました!この機械の登場で、最近のお茶の樹は かつてのかまぼこ型から 板状になりつつあるということも 教えて頂きました。
何事も、現場で聞かないと身に付かないと云うことを 再確認した 七十八夜の茶摘みでした。