
お綱茶のひな人形を見たついでに花の窟に参拝に行くと、観光客の人が御神体に向かって白石を投げている。今日は30代くらいの男女4人でしたが、昨年の秋頃には観光バスで訪れた老人の方々が同じように石を投げている姿を見ました。
すぐに「そこは御神体です」と説明して辞めてもらうのですが、きちんとした説明がないまま、窪みに白石が入っている事で、投げ入れると何かあるとでも思うのでしょう。跳ね返る石が何処に当たろうとおかまいなしに投げ始めます。
ネットで探ると、
氏子の人達は願事があるときは浜から玉石を持って来て、願事を祈願しつつ、その岩窪に向って玉石を投げると願事の叶うときは、ごく楽にその玉石がへこみの中に収まるが、叶わぬときは転がり落ちるという。
と書かれているものもありましたが、伊奘冉尊、火神を生む時に、灼かれて神退去りましぬ。故、紀伊国の熊野の有馬村に葬りまつる。土俗(くにひと)、此の神の魂を祭るには、花の時には亦花を以て祭る。又鼓吹幡旗を用て、歌ひ舞ひて祭る。とあるだけで、窪みの石の話は何処にも出てきません。
まして、御神体に石を投げつけることを良しとすることなどあるでしょうか。
他のブログには、神社の方に聞くと「参拝される方が石を投げつけていれるんです、神に対して石を投げるなんて考えられない事なんですけど、注意して辞めさせないのは管理者から参拝者が減るから注意しないください、言われた事を書かれていました。
他のブログでは、夫、子どもたちが投げ始め、「跳ね返った石が、ご神体の周りの金属の飾り物に当たってカーンと鳴っているし」、と書きながらも「かなりの数投げてやっとこさ成功!!」
と書かれていました。(写真入りで)