伝統工法で建てることで本来の木造住宅の良さを、最大限生かしてくれる事になります・・・
金属と木材の素材の違うものを合わせると、結露などで木材が傷んだり・・・・
力のかかり方に無理があったりします・・・・そんな考えや想いでいましたが・・・
先日もお話したように、社寺仏閣に限らず一般建築でも、金属やガラス繊維などの・・・
違う素材を組み合わせた補強方法や、経年劣化に対する素材の変更が行われているそうです・・・
構造強度を保つ為に、伝統建築でも耐力壁を必要とする場合もあります・・
耐震ダンパー(建物の揺れを吸収する装置)や面格子パネルなど・・・
見えない壁の中や、見た目の雰囲気を損なわない工夫もされてきています。
重要文化財でも補強の鉄骨梁はボルト・ナットで締め付けたり・・・
部材の入手の困難さ・・・補修費用の捻出・後継者不足・技術継承の難しさ・・・
国が保存するための費用にも予算があるので、湯水のように使うわけにもいかないのと・・
次に手直しするまでの期間を長くするための、工法や素材の工夫なのだと思います・・・。
代々伝わってきた文化や技術の継承が途絶えるのでは・・・そんな想いと・・・
それでも時代の流れ、社会の状況に合わせた技術で残していかなければ・・・
無になってしまうよりかはいいのか・・・?
いろんな問題が絡んでくるので、何が正しいのか・・・答えが出せないでいます・・・。