お酒がそこまで強くはありませんが・・・日本酒の良さを少しは理解しているつもりでした・・・
この所の日本酒ブームがありがたいと思うのは・・・
前向きで、一生懸命な、若手の蔵元さんが増えてきた事です・・・
昔ながらの製法を数値化した酒蔵さんや、代々継いで来た方ではない若者が蔵元さんになったり・・・
女性の蔵元さんや・・・女性の蔵人さんまでいらっしゃるようです・・・・・
技術が進歩して発達してこそ醸すことが出来るお酒があります・・・・
お米専用の酒米の進歩もありますが・・・
「精米歩合」といって、酒米の表面を削る作業があって・・・
その削る割合が「精米歩合」で・・・お酒の良さが決まってきます・・・
(必ずしも多く削ったほうがおいしいか・・・?は・・造り方や頂く人の好みで変わってきますが・・)
戦国時代や江戸時代はそんな機械や技術があるわけもなく・・・
ある方が言うには・・・・天下統一した豊臣秀吉でも飲む事が出来なかった日本酒を・・・
今、自分たちは飲ませて頂いているそうです・・・
日進月歩で・・・時代が新しくなれば良いものが出来ると普通は思ますが・・・
古い時代の技術や考え方のほうがすばらしいと思うものも、たくさんあります・・・
「最後の宮大工 西岡棟梁」が言っていた言葉で・・・
飛鳥時代の工人は日本の自然・風土をよく理解して、考えて技術を工夫してきた・・・
飛鳥の時代の考え方に帰れ・・・そんな言葉を残しています・・・
時代とともに、技術も心も退化してきた・・・とも言っています。
神社仏閣という特殊な世界での仕事だからこそ・・・
そんな言葉も出てくるのでは・・と思うところもありますが・・・
基本を大事にしなければ、何事も先には進めない事を思えば・・・
先人が残してくれた大切な文化や技術は、国や地域に合わせて造り上げて来たものなので・・・
この先も・・・未来の子供達のお手本となるように・・・残し伝えて行かなければと思います。
あの時代が一番良かったと言われるように・・・・・