合理性

奇祭と言われるお祭りは各地域にあるらしく…
わが町のお祭りも、当たり前の様に思っていたのですが…
他県から見ると少し変わっているいる様です。
思えば…かなり激しく、ヤンチャに踊る獅子舞や…キジの羽根を頭に乗せて、派手な衣装を着た子供達が、手のひら大の鐘を叩きながら踊る様は、あらためて少し不思議なかんじがします。
冠婚葬祭でも、各地域でいろんなしきたりがあると思いますが…
小さい集落ほどその奇祭ぶりは激しいのかなぁ…？と思ってしまいます。(地域の文化を否定しているわけではありません)

[なまはげ]の後継者問題が以前取り上げられていたことを聞きました…
家を継ぐ…文化を継承する…
今まで引き継がれて来たものを、次の世代に残さないといけないのでは…？
時代遅れ・時代錯誤…と言われそうですが…
地域性を生かした町おこしとして、そんな特色を生かそうと努力している町もあります。

古民家に住むなんて、合理性や快適性・安全性から言ったら、意味がないと言われそうですが…
お祭りの本来の意味は、五穀豊穣・無病息災などを祈るものが多くて、合理性とかではないと思います。
農家の方も少なくなり、米作りもする担い手も少なくなり、寿命も長くなった今では、必要ないものと言われそうですが…
人が生活して生きていく本質の部分とは、暮らしの中から生まれて来た、約束事や行事…
住む為の工夫や知恵…だと思います。
作る喜び・食べる喜び・住む喜び・生きていく喜び…
それを感じて表現する一つとして、お祭りや、住まい方があって、人として大切な部分なのだと思います。