暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

偽者

2018年03月30日 | 古民家

 お風呂に畳が敷いてありました・・・

ポリプロピレンの糸で編んだ畳・和紙を紙縒り(こより)にしたものを編んだ畳・・・・

子供の頃、体育の時間に柔道の授業で使っていた畳は・・・

厚手で、薄緑色したビニールの表面が畳のゴザのような模様で・・・

畳の心地よさなんて無い実用向けの畳を使っていた想い出があります・・・

和な感じを出す演出が、湯殿の床に畳を敷くアイデアになって・・・

素材をいろいろ試して、ポリプロピレンの畳を作ったのでしょうか?

初めて見た人は少し驚かされますが・・・最近では床材や・アルミの玄関扉・・・

外壁財など・・・本物と間違えるくらい良く出来たフェイク(偽者)がたくさん商品となっています・・・

自然素材より強くて、お手入れいらず・・・傷も付きにくいなど・・・

無精者にはうってつけ・・・(個人的な感想です・・・けっして馬鹿にはしてはいません・・・)

でも・・・一度傷か付けば補修は難しく・・・張替えや交換するしかありません・・・

自然素材は傷が味となって・・・経年変化が深みとなって素材が生きてきます・・・

汚れて傷が付いて見劣りしていく姿と・・・

汚れて傷が付いて存在感を増していく姿とどちらが長く使えて愛着が持てるでしょうか?

手間をかけて愛情を注げば、手間をかけた分、すくすく育つのはどんなものにも言えます・・・

すべてを否定する訳ではありませんが、目先の事に目を奪われないように・・・

視野を広げて固執しすぎる事のない物の見方でいたいと思います。

 

 

 

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