暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

造り

2019年01月05日 | 古民家

 アートとして作られる建物は・・・作者の意図が派手に演出されるので・・・

趣向の違いで、好き嫌いも・・・・落ち着く空間なのかどうかも・・・?人それぞれの感じ方が表れます・・・。

豪邸・・・・贅沢を極めた建物・・・・一歩間違えば、趣味の悪いちぐはぐな仕上がりになってしまい・・・

全体のバランスも考えず・・・ただ、高価な素材や広い敷地があるだけの魅力の無い箱と空間になってしまいます・・・。

日本の侘び寂・・・茶室の造り・・・庭園の造り・・・ただ見ただけでは解かりずらいのですが・・・

説明されると、理にかなった・・・それでいて、そんな細かな所まで・・・・と感心する気配りが見て取れます・・・。

杉材の真直ぐな木目を生かして、綺麗でいて・・・主張しすぎない仕上げや・・・

竹や杉・・・サワラなどを薄く剥いだ板を編んだ網代天井・・・編み方で表現は大きく変わってきます・・・。

土壁の素朴な素材ですが・・・産地による自然な色の違いを様々配合して造る壁・・・・

表面の仕上げにもこだわれば・・・表現される種類は無限大です・・・。

大きく分ければ・・・石・木(植物)・土・・・・・・から住まいは造られてきました・・・。(ガラスや鉄などの加工された物も使われます・・・)

地域によって・・・素材の良し悪しはありますが・・・一般的には地産地消の時代・・・・・

近くで取れる素材を使って・・・いろんな工夫をして造られて来ました・・・。

豪邸と言われる建物ですが・・・各地の高級な素材を使うのはもちろん・・・住まい手の思いを汲み取り、手間を掛けて丁寧に造る事が・・・

造り手のこだわりで・・・施主をうなずかせるだけの仕上がりとなって・・・後々まで残る住まいとなって来ました・・・。

住まい手では無い人をおどろかせる・・・びっくりさせる・・・そんな住まい作りが流行っているように思います・・・。

権力を誇示する為のお城を建てているのでは無く・・・・

家族が集い・・・安らぎある空間・・・・落ち着きある暮らしが、大切な住まいとなります・・・。

人が暮らす数だけある・・・それぞれの住まい造り・・・・

ほんとうに求める暮らしとは・・・どんな暮らしですか?

 

コメント
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