暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

住みなれた

2019年01月18日 | 古民家

 日本は緑が多く・・・自然豊かな山があります・・・。

とても神秘的で・・・でも険しく・・・人が入り込む事を拒んでいるかのようです・・・。

人が住むには・・・まことに住みづらい地形ですが・・・山の中にひっそり暮らす方々もいて・・・

棚田は日本の原風景のようで・・・(原風景の基準は知りませんが・・・)懐かしさを覚える方も多いのかも知れませんが・・・

お米を育てる苦労は、並大抵の事ではありません・・・。

重い荷物を背負い・・・坂道を上がったり・・・下りたり・・腰をかがめての作業は・・・

若者でも、数日でへこたれてしまうと思います・・・。

ブラジル移民が盛り上がっていた時代・・・現地の人でさえも手を付けない様な荒地を・・・

何年もかけて開拓して・・・挫折する人・・・成功する人・・・

日本人の気質は・・・忍耐・・・少しの事でもへこたれない心を持っていると思います・・・。

自分の住み慣れた土地・・・先祖から継がれて来た土地・・・・

どんなに厳しい環境の土地でも・・・愛着があり・・・生まれ育った町で暮らしたい・・・

特に・・・ご年配の方は・・・その気持ちが強いと思いますし・・・

歳を重ねると・・・そんな心持になってしまうのかもしれません・・・。

空き家の関係で問題になる理由として・・・そんな愛着の部分が多いと言われます・・・。

相続に関係する事も多いのですが・・・残されて来た大切な家族の歴史を・・・

自分の代で亡くしてしまう・・・・守って来た物を取り壊してしまう・・・

身を切るような思いでいるのだと思います・・・。

以前にもお話したように・・・住まいは・・・地域で大切に守られ・・・残されて来ました・・・。

住む人が変わっても・・・大切に暮らし続けてもらえる人達に受け継がれる事で・・・

その住まいは生き続け・・・多くの家族の歴史が、これからも創られていくのだと思います・・・。

古民家だけが価値ある住まいではありませんが・・・自然素材の住まいは・・・持続可能な循環型の住まいです・・・。

可能な限り・・・残し、生かす事と・・・これからの住まい造りの考え方も、変えなければいけないように想います。

 

 

 

 

 

 

 

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