暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

手間

2019年01月16日 | 古民家

 降って来るような星空が広がっています・・・

冬は空気が乾燥して・・・湿度が低いので、夜空を仰いで・・・星を眺めるにはとても良い季節です・・・。

晴れたに日・・・遠くを見渡すのも良いのですが・・・自分が好きなのは・・・

天気の良い日・・・日の出前の水平線が少しづつ色付いて来る辺り・・・・

黒とオレンジと・・・青と紫と・・・とても複雑な色が変化していく時間が、長いようで短く・・・

肌を刺すような、乾燥した空気も・・・その場の雰囲気つくりをを盛り上げているように思います・・・。

温度か低いと・・・塗装の乾きは遅くなります・・・。

土やセメントの固まりも遅くなるので・・・養生期間は普段よりも長く取ったり・・

配合の割合を調整したりする作業が必要です・・・。

柿渋や・・・弁柄などの塗装も同じように温度によって乾燥時間は変わりますが・・・

漆の乾燥は独特で・・・箱の中に濡れたタオルを入れて湿度の多い状態で乾かします・・・。

埃を嫌うので・・・本来は、専用の箱を造って・・・その中で乾燥させながら・・・

温度は24~28℃  湿度は70%~85%ほどに保つそうです・・・。

綺麗な仕上げを保つには・・・毎日変わる環境に合わせての調整が必要になってきます・・・。

土壁の土も・・・・漆も・・・茅葺きの茅や藁なども・・・材料はそんなに高価なものではありませんでした・・・・。

身の回りで簡単に手に入り・・・用意が出来るモノでした・・・。(良質な漆を一定量確保するには少し変わってきますが・・・)

結いの考え方で、手間を惜しまず・・・・みんなで出来る作業はやっていた頃・・・・

その手間がどれだけ大切で・・・残さ無ければいけない文化だったか・・・

地域の繋がりが希薄になって来た今では・・・そんな相互扶助の考え方は残されなくなりました・・・。

益々、職人さんがこれから減っていく時代に入いります・・・。

自分達で出来る事は最低限続けて・・・長年の経験や・・・継承されてきた技術は・・・

地域で支えあいながら・・・残して行く・・・地産地消は、地域を守る大切な取り組みの一つだと想います。

 

 

 

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