江戸時代は循環型の社会の仕組みが確立していて・・・・
馬の糞も・・・・落ち葉や・・・布の切れ端でも・・・・有効に使われ・・・・
捨てるものが無く・・・・それらを集める人・・・利用する人がいて、生業となっていました・・・。
つつましくも、心豊な暮らしで・・・環境にやさしい社会と思われがちですが・・・
実際は、飢饉があり・・・身分差別もはげしく・・・
急な人口増加で・・・燃料としての木材・・・・建物に使われる木材が、無計画な伐採により・・・
都市に近い山は丸坊主となりました・・・。
浮世絵などに描かれる山は・・・多くがその様子を表わして・・・自然破壊が進んでいた事が覗え・・・
男尊女卑も強く・・・・農民・商人の自由な行動は、かなり制限されていたようです・・・。
それでも・・・・幕末が近づき、幕府の財力の疲弊・・・海外からの圧力・・・武士の怠慢・・・
多くの事が重なり・・・・自然・・・多くの仕組みが崩壊して来たようです・・・。
一時は環境保護が進みましたが・・・戦争・高度経済成長で再び山は疲弊し・・・
それよりも始末の悪い・・・公害・・・なるものが各地で頻発して・・・社会現象になりました・・・。
心も生活も豊で無かった・・・とも言われる江戸時代の生活に何を求め・・・何を参考にするのか・・・
戦争で我を忘れてしまった社会に何を反省したら良いのか・・・そんなご意見もありますが・・・
田植えの時期もそろそろ終盤で・・・頼り無くも、整然と並んで風に吹かれる姿が愛くるしい水田の稲たち・・・
入道雲が・・・水面に映る姿は、夏の日差しを受けて元気に育つ稲にも力を与えてくれて・・・・・
台風が通り過ぎ・・・力強く育ち、大きな稲穂が頭をたれながら・・・黄金色に染まる田んぼには・・・
多くの人が待ち望んだ収穫があと僅かで・・・1年の苦労が報われるひと時です・・・・。
モノ造りに苦労はあります・・・。
命の危険もあるかもしれません・・・それでも人が暮らすには・・・
働き・・・造り・・・育て・・・折り合いを付けながら・・・助け合いながらの積み重ねではないかと思います・・・・・。
自然には良いものも・・・悪いモノも・・・両方を頂きます・・・・。
・・・人に裏切られ、挫折もしますが・・・・助けられるのも人です・・・。
先人から伝わる教えを忘れる事無く・・・今を生きる術を、おおいに模索したいと想います。