暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

模索

2019年07月04日 | 古民家

 江戸時代は循環型の社会の仕組みが確立していて・・・・

馬の糞も・・・・落ち葉や・・・布の切れ端でも・・・・有効に使われ・・・・

捨てるものが無く・・・・それらを集める人・・・利用する人がいて、生業となっていました・・・。

つつましくも、心豊な暮らしで・・・環境にやさしい社会と思われがちですが・・・

実際は、飢饉があり・・・身分差別もはげしく・・・

急な人口増加で・・・燃料としての木材・・・・建物に使われる木材が、無計画な伐採により・・・

都市に近い山は丸坊主となりました・・・。

浮世絵などに描かれる山は・・・多くがその様子を表わして・・・自然破壊が進んでいた事が覗え・・・

男尊女卑も強く・・・・農民・商人の自由な行動は、かなり制限されていたようです・・・。

それでも・・・・幕末が近づき、幕府の財力の疲弊・・・海外からの圧力・・・武士の怠慢・・・

多くの事が重なり・・・・自然・・・多くの仕組みが崩壊して来たようです・・・。

一時は環境保護が進みましたが・・・戦争・高度経済成長で再び山は疲弊し・・・

それよりも始末の悪い・・・公害・・・なるものが各地で頻発して・・・社会現象になりました・・・。

心も生活も豊で無かった・・・とも言われる江戸時代の生活に何を求め・・・何を参考にするのか・・・

戦争で我を忘れてしまった社会に何を反省したら良いのか・・・そんなご意見もありますが・・・

田植えの時期もそろそろ終盤で・・・頼り無くも、整然と並んで風に吹かれる姿が愛くるしい水田の稲たち・・・

入道雲が・・・水面に映る姿は、夏の日差しを受けて元気に育つ稲にも力を与えてくれて・・・・・

台風が通り過ぎ・・・力強く育ち、大きな稲穂が頭をたれながら・・・黄金色に染まる田んぼには・・・

多くの人が待ち望んだ収穫があと僅かで・・・1年の苦労が報われるひと時です・・・・。

モノ造りに苦労はあります・・・。

命の危険もあるかもしれません・・・それでも人が暮らすには・・・

働き・・・造り・・・育て・・・折り合いを付けながら・・・助け合いながらの積み重ねではないかと思います・・・・・。

自然には良いものも・・・悪いモノも・・・両方を頂きます・・・・。

・・・人に裏切られ、挫折もしますが・・・・助けられるのも人です・・・。

先人から伝わる教えを忘れる事無く・・・今を生きる術を、おおいに模索したいと想います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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