暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

世代

2019年07月19日 | 古民家

 3世代同居を見かけなくなって・・・・おばあちゃんが昔話を聞かせてくれたり・・・

おじいちゃんが器用に暮らしのあれこれを造ったり・・・手直ししたりする姿を見る事も無くなり・・・

知恵袋の大切さを感じられないまま大人になる悲しさを感じていましたが・・・

いろんな理由で・・・離婚をして実家に帰ったり・・・シングルマザーが増えたりして・・・

共働きで、子供のお世話を親に頼んだり・・・違った意味での3世代つながりが出来ているように思います・・・。

順風満帆に事が進んで来たとは思いませんが・・・

今のご年輩から教わる、暮らしの何気ない知恵は・・・・失ったら二度と取り戻せない・・・・

大切な文化だと思います・・・。

自分の子供が小学生も高学年の頃・・・・ふと聞こえて来た鼻歌が・・・

動揺でした・・・幼稚園の頃の記憶なのか・・・・

コーラスをやっていたおばあちゃんに教えてもらった時の記憶なのかは解りませんが・・・

何故だか・・・安心と言うか・・・安堵をおぼえるような感じでした・・・。

手先の器用さは・・・もって生まれたものも大きいと思いますが・・・

なにかとクルクル動き回るご年輩の方々を見ていると・・・子供の頃からの暮らしの影響で・・・

電気掃除機・・・・電子レンジ・・・・電子ジャーなど無い暮らしは・・・・

一日中動き回らないと洗濯・・・掃除・・・料理も出来ない状態だったんですね・・・。

それでも・・・どんなに忙しくても・・・前向きに暮らして行けたのは・・・

子供一人育てるのに、間違った方向に向かってしまう現代の暮らしとは・・・・どこが違うのでしょうか・・・・?

思うに・・・それは、たくさんの目が子供を支え・・・見守り・・・手助けがあって・・・・

地域みんなで暮らしを紡いでいく環境があったからなのかな・・・そんな風に思います・・・。

子供だけで無く・・・・子育てに奮闘する若いお母さん・・・・まだまだ頼りないおとうさん・・・

いたずらする子供を叱る大人達・・・知らない世界を覗かせてくれる、お兄さんやお姉さん・・・

そして・・・その繋がりは・・・同じように次の世代に引き継がれて行きます・・・。

世界は広く・・・自由に羽ばたき・・・可能性が広がりはしたけれど・・・・

失くして来たモノの大切さに気付く・・・気付かせられる環境を整えられたらな・・・と想います。

 

 

 

 

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