暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

海の下

2019年09月01日 | 古民家

 日本で美しいと言われる海を見に行きました・・・・

駐車場から続く白い砂の道を少し歩き・・・遠くには海と空の青が抜けるように広がり・・・・

サンゴ礁の海は、青色が幾重にも広がるグラデーション・・・

見た者だけを不思議な青の世界に連れて行ってくれます・・・。

岩陰を越えると、そこにはグラスボートが走り・・・・・映画のセットか・・・?

作り物の・・・良く出来た入り江のようにも見えましたが・・・・

どんな絵具を混ぜても・・・絶対に作れない海の色を見たような気がしました・・・。

走り出したグラスボートの真ん中・・・ガラス張りの窓を覗くと・・・

白い砂と、浅瀬にあるサンゴがちらほら・・・

でも・・・白く無機で・・・泳ぐ魚もいなくて・・・さみしい景色が続くと・・・。

入り江を出る辺りから・・・サンゴの色合いは増えて・・・熱帯魚も現れ・・・

サンゴの廻りを泳ぎ廻る野生?の熱帯魚を見るのに興奮してしまい・・・

顔を上げれば・・・青の水平線が続く広い海と広い空に・・・・

今、感じて・・・忘れてはいけない大切な何かは・・・頭の中から消えていました・・・。

川に一滴の墨を落としても・・・・川が汚れてるようには見えなくて・・・・・・でも・・・・

10人が・・・・100人が・・・10、000人が落とせば・・・川の浄化作用は機能しなくなります・・・。

目に見える部分は華やかでも・・・その下や裏で支える役割がなくては・・・その華やかさは保てません・・・。

古民家の暮らしを支えるには・・・現行の法律は厳しく・・・冷やかな対応は変わらず・・・

これからも変わる事は無くて・・・大きな既得権や大人の事情が絡み合っています・・・。

日本の伝統的な文化を残す意味では、文化財指定があっても・・・それは国宝のような建物だったり・・・・

市の文化財指定で・・・いずれは朽ち果てるのを待つばかりの文化財も多く・・・

庶民の文化を残す制度も取り組みも・・・今までの歴史を見ても、うまくは動いていません・・・

社会で生きる企業ならば・・・自社の考えや商品に責任を負う・・・当り前の対応ですが・・・

安心安全の基準を作り・・・その責任を負う事を拒む組織・・・

そんな組織が作った基準が、繋いで行かなければいけない文化や歴史を消してしまっているのかも・・・・

美しく見える海の下には・・・・どんな世界が広がっているのでしょうか?(あくまでも個人的な見解です。)

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする