暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

価値観

2019年09月17日 | 古民家

 郊外で見かける平屋が数棟寄り添った一画・・・少し余裕のある庭があったり・・・

駅に近い場所では、肩が寄り添う暮らしだったり・・・

車も入れない小道・・・二軒長屋が立ち並び、家の前には鉢植えがきれいに並んで・・・

ますます人しか通れないけれど・・・町の色を奏でる、たのしい社交場・・・

板塀で囲われた数件の平屋・・・社宅として使われて、数年毎に人は変わり・・・

たくさんの家族が暮らす姿を見つめて来ました・・・

住宅問題にとどまらない大きな社会問題として・・・空き家・・・があります・・・。

古いモノを直すより・・・・新しいモノを買った方が安い・・・性能も良くなる・・・

その後の故障も少ない・・・何より新しいので気持ち良い・・・。

家電製品にも言える事ですが・・・社会的資産の活用や損害として影響が大きい住宅・・・

多くの場面で、簡単に壊してしまわないように・・・住まいとして使われる方向にと・・・

法律で守っていても・・・・新築の着工件数を妨げるような仕組みや・・・・

建売の建築を阻害するような法律をつくる事も出来ず・・・

空き家が増えるのが解っていても・・・新築は建て続けなくてはいけない流れがあります・・・。

夕暮れ時・・・買い物かごを下げたお母さん・・・近所の商店街に買い物に出かけ・・・

子供達は家路を急ぎ・・・行きかう自転車や・・・仕事帰りのお父さんの姿・・・

夕食の団らんに・・・隣近所からおかずの差し入れがあったり・・・

TVの野球に一喜一憂するお父さんの脇で・・・洗濯物をたたむお母さん・・・

襖ごしの部屋では・・・兄弟2人で仲良く宿題をする姿・・・

環境が変わり・・・人も変わり・・・暮らしも同じように変化し・・・

もったいない・・・の言葉は出て来ても・・・その意味は理解出来ていなくて・・・・

心から安らげる暮らしがどこにあるのか・・・どこに向かうべきなのか・・・

誰も答えを出せないでいるような気がします・・・。

立場が同じような人・・・暮らしに不安を抱える人・・・これからを考えている人・・・

価値観を共有出来る・・・そんな取り組みが少しづつ始まろうとしています。

 

 

 

 

コメント
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