命を頂く・・・
菜食主義者(ベジタリアン)の方でも・・・ヴイーガンの方でも・・・
植物も生き物と考えれば・・・すべての生き物は、なんらかの命を頂いて生きています・・・。
(菜食主義者とは野菜しか食べないのでは無くて、細かな規則があってそれぞれ呼び名が違っているそうです。)
食物連鎖の頂点に「人」はいますが・・・・人が亡くなった後、火葬する国は少ないそうで・・・
土葬する習慣のある国であれば・・・人は土に還る・・・・・・
そうして、大地の糧となり・・・大自然の循環は、長い・・・長い間・・・続いて来ました・・・。
古民家の住まいは・・・自然にあるモノ・・・身の廻りで取れるモノを利用して建てられています・・・。
一度建てられて住まいは・・・長い時間住み継がれ・・・時には移築され・・・
時には解体され・・・・納屋や小屋として蘇り・・・最後には、薪などになり、その役目を終え・・・・
その灰は・・・畑にまかれて・・・作物が育つ手助けとなります・・・。
そんな所にも・・・命の循環はありましたが・・・・
今では・・・その流れは断ち切られ・・・負の遺産が増える一方となってしまいました・・・。
自然に返るモノは、造るのにも手間がかかり・・・・違う形で利用するにも時間がかかります・・・。
以前は・・・その手間を惜しまず、大切な資源を最後まで使い続ける気持ちがあり・・・
簡単だとか・・・カッコいいとかでは無く・・・もったいない・・・申し訳ない・・・
そんな心で、暮らしが成り立っていたのでしょう・・・。
暮らしの中にあるモノすべてが、自然から借りているモノ・・・・
借りている以上・・・大切に使わせて頂き、次の世代に受け渡す責任があります・・・。
そんな気持ちで毎日を過ごせば・・・今の暮らし方を見つ直すきっかけになるのかな・・・と想います。