波紋を辿って秋を見て・・・追いかける憧れはおいてきぼりに・・・
季節に変わる足跡を探しても・・・同じ波紋は生まれない・・・。
借景に季節を重ね・・・目をこらして想像していても、想いの画は生まれる事も無く・・・
理想と夢と・・・想像を糧に、暮らしをしたためても・・・
おいそれとはたどり着かない、足跡は残る・・・。
屋根を探して町を歩けば・・・小雨の雨宿りも・・・
日差しの逃げ場所も・・・軒を掲げて暮らしに寄り添う姿を詫びて・・・
借り物のありがたさと気安さを・・・連なる軒の下で微笑み返せば・・・
出会いや言葉遊びが漂う時は・・・捨てたモノでも無いと思い出す・・・。
ぶきっちょな真面目さ程に・・・長続きが曲者で・・・。
器用な歯がゆさは・・・辛抱に丸められ・・・
伝統の渋さには・・・図り切れない仕業もあれば・・・
投げ込む石の波動に載せて・・・広がる波の数ほど・・・
人の姿と影は重なり合い・・・切磋琢磨する後を追いかけている。