狭い道をウネウネ忍び足・・・息苦しい壁の天を仰いで一息つくと・・・
見過ごす小さな祠か、仏様に出会いながら・・・手探りに朱色の鳥居をくぐり・・・
おこがましく首を垂れる隠れ家に・・・いつのまにやら迷い込んで・・・
不思議の的を射止めた時間は・・・カチコチささやきながら、ハレの日を望んでいる・・・。
騒がせた間だけ・・・静かな時を刻んで顔を伏せ・・・
お辞儀を返す繰り返しに・・・いつしか慣れてはしゃいで・・・
幼い心が学べる時間は指折り数えて・・・見える世界が広がるうちに・・・
真新しく、白い色を色鮮やかに染めるのは・・・探し始めた道の先に並んだいくつかの・・・
出会いが夢を呼んでいる・・・。
灯しの幼い町の中に・・・想像の住まいは並んで待ちわびて・・・
帰りを待つのか・・・誘い込んでいるのか・・・
待ちぼうけの寂しい場所や・・・吹き溜まりの怪しい場所に・・・
小さなつわものが鎮座していると・・・
何をするでも無い安心と・・・どこかで見守る心強さに守られて・・・
町の中は心穏やかに・・・細い道は優雅に伸びて行くのかも。