花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

茨城県自然博物館で特別研修

2012年05月31日 | 日記

本日は絶滅危惧種展を開催している茨城自然博物館で、つくば環境フォーラム
会員の特別研修が行われました。

これは菅生沼のタチスミレ保存のため、毎年、菅生沼の野焼きに参加している
つくば環境フォーラム会員の、絶滅危惧種の理解を深めるためにおこなわれたもの
自然博物館の小幡先生とスタッフの方が、展示の説明だけでは判らない裏話を
含めて説明してくださいました。


こんな案内が表示されている植物は何かと言うと


シビイタチシダという「オシダ科」の植物でした。
環境省では、野生としては絶滅に指定されている植物です
かろうじて筑波実験植物園に保存されている貴重な生体の一株を
借りて展示しているもの。


こちらは、同じシビイタチシダですが、これは胞子培養で
育てたもの
筑波実験植物園では、絶滅危惧種の保存につとめている。



チョウセンキバナアツモリ
すでにピークは過ぎて、展示もされていないが、研修の参加者のために
特別に見せていただいたものです。
何故名前に朝鮮がつくのかは、朝鮮がかつて日本の統治下にあった時の
名残かもしれない。
一つの花にも悲しい歴史がある。

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6月2日より筑波実験植物園でも絶滅危惧植物展が開催されます
6月10日には、茨城県自然博物館屋との共同イベントも開かれます

6月13日から国営ひたち海浜公園で「オオウメガサソウ」の
ガイドツアーが6月20日まで開かれます。
詳しくは国営ひたち海浜公園の「みどころ・イベント」からイベントカレンダーの
自然のイベント情報」をご覧ください
また6月17日には、オオウメガサソウの保全シンポジウムも
開かれます
尚、1昨年の6月の私のブログに、オオウメガサソウのガイドツアーの
様子を載せています。
(ブログの左ソデにある「バックナンバー」の2010年の6月を
指定すると見ることができます。)