
本日は絶滅危惧種展を開催している茨城自然博物館で、つくば環境フォーラム
会員の特別研修が行われました。
これは菅生沼のタチスミレ保存のため、毎年、菅生沼の野焼きに参加している
つくば環境フォーラム会員の、絶滅危惧種の理解を深めるためにおこなわれたもの
自然博物館の小幡先生とスタッフの方が、展示の説明だけでは判らない裏話を
含めて説明してくださいました。

こんな案内が表示されている植物は何かと言うと

シビイタチシダという「オシダ科」の植物でした。
環境省では、野生としては絶滅に指定されている植物です
かろうじて筑波実験植物園に保存されている貴重な生体の一株を
借りて展示しているもの。

こちらは、同じシビイタチシダですが、これは胞子培養で
育てたもの
筑波実験植物園では、絶滅危惧種の保存につとめている。

チョウセンキバナアツモリ
すでにピークは過ぎて、展示もされていないが、研修の参加者のために
特別に見せていただいたものです。
何故名前に朝鮮がつくのかは、朝鮮がかつて日本の統治下にあった時の
名残かもしれない。
一つの花にも悲しい歴史がある。
==============================================================
6月2日より筑波実験植物園でも絶滅危惧植物展が開催されます
6月10日には、茨城県自然博物館屋との共同イベントも開かれます
6月13日から国営ひたち海浜公園で「オオウメガサソウ」の
ガイドツアーが6月20日まで開かれます。
詳しくは国営ひたち海浜公園の「みどころ・イベント」からイベントカレンダーの
「自然のイベント情報」をご覧ください
また6月17日には、オオウメガサソウの保全シンポジウムも
開かれます
尚、1昨年の6月の私のブログに、オオウメガサソウのガイドツアーの
様子を載せています。
(ブログの左ソデにある「バックナンバー」の2010年の6月を
指定すると見ることができます。)