花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

オニノヤガラが咲き出した筑波山

2013年07月10日 | 写真

オニノヤガラ


オニノヤガラ・ラン科オニノヤガラ属 和名は鬼の矢柄
ヤガラとは、弓矢の直線部分の事を言う。花を矢羽に見立て
あたかも地面に突き刺さった弓矢のように見えで、人間の
使う弓矢より長いので、鬼が使う弓矢に見立てた名前
茎の所々に鱗片葉が有るが、葉緑素を持たない暗茶色
腐生ラン・葉緑素を持たないので、地下の菌根がナラタケ菌と
共生して養分を作っている。


本日の道案内は、がまの油売りで有名な筑波のガマさん
いきなり登山道に飛び出してきたのでびっくりした。


ウツボグサの群生が見事だ


咲き残りのオカトラノオ

筑波山にウチョウランを見に行ったら、すでにピークは過ぎて
しおれていた。
気を取り直して、昨年見つけたオニノヤガラの生育地に行くと
そこには姿がなく、がっかりしていたらすぐ近くの場所に
数株生えていた。登山道のすぐ脇である。
そのうちの1本が咲き始めていたのである。

途中で知り合った3人グループの方から、今年筑波山のカタクリに
緑色のカタクリが有ったと教えられた。
ウーン奥が深いぞ筑波山。

晴天なのに猛暑日なので、御幸ヶ原にも人影が少ない
一番売れていたのはソフトクリーム、私もたまらず買った
300円也。

中腹の渓流の側の林で、岩の上に寝ている若者がいた
涼しい風が吹き抜けて、大自然に抱かれている
これほどの贅沢は有るまい。