ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「遣らずのあめ」やらずのあめ

2019年10月25日 19時27分43秒 | owarai
“ 心から好き

  空からふる

  ふるえる涙“

<行かせたくない人を引きとめる雨>
恋する男女が久しぶりに会えました。
けれど男はすぐ出立しなければなり
ません。

短い時間を惜しむ二人。

男が「さあ行かなければ・・・」と
立ち上がったとたん、まるでそれに
合わせたかのように激しく降り出す
雨。

このように、行ってほしくないのに
行かなくてはならない人を引き止める
雨が、「遣らずの雨」です。

「遣る」とは、人を行かせること。
同じ意味で「遣らずの風」という
言葉もあります。

いっときでも長く、好きな人を引き
止めておきたい。そんな切なくいじ
らしい女心を表す言葉です。

『好奇心のまなざし』

2019年10月25日 11時47分01秒 | owarai
「明日、自分が死ぬとしたら、
今日を一生懸命に生きていないの
はいやだ」これは僕の思いです。

「いつ死んでも悔いはない」とい
う意味ではありません。

起きて、仕事をして、テレビを見て
おしまい。それが人生最後の日なん
て、死んでも死にきれないくらい
悔しいと思うのです。

だからといって、夢のような出会い
やわくわくする冒険で日々を彩りた
いわけではありません。

明日で命が終わるとしても、後悔
せず、おだやかに世を去る方法

それは、今日をていねいに生きる
こと。これだけだと僕は思います。

ていねいに生きるには、その日が
大切な一日であることを思い出さ
せてくれる、きっかけが必要です。

何か一つだけでもいいから、暮らし
に新しさを投げ込みましょう。

毎日を新鮮にする一番の方法は
好奇心を持つこと。

ありふれた今日に潜む、新しさ
を見つける好奇心
なんともすてきな響きだと思う
のは、僕だけではないはずです。

新しさを見つける朝が、はじまり
ます。かけがえのない一日になり
ますように。

「蒼い空」

2019年10月25日 11時12分33秒 | owarai
蒼い空。まだなにもわからない。
出会いもない。

いつか出会いがあるのだろうか。

蒼い空のむこう。
まだなにも始まらない。
出会いもない。

待つだけの私。
待つだけの今。

見えるものはただ、
広がる空。
蒼い空。


YouTube
Marcos Valle, Stacey Kent - Drift Away (Video Ao Vivo) ft. Jim Tomlinson

https://www.youtube.com/watch?v=D-Njm8ySxaA

眠れる「全能の神」を揺り起こす

2019年10月25日 09時35分06秒 | owarai
「生きている心臓」の中で加賀
乙彦さんは、主人公・天木友作
に次のように語らせている。

「医者なんてのは無力な存在で
してね、病気を治す力にも限界
があります。

それに、病気が治るのは、医者
の力ではなく、患者さんの中に
ある不思議な力によるのです。

医者はただその不思議な力に、
医学の小さな力を加えるだけ
だけです。

16世紀のフランスの有名な
外科医、アンプロワーズ・パ
レも『私が処置し、神が治し
た』と言っています」

そう告げられた患者は、「ぼく、
の中にも」とあえぎながら「そ
の、不思議な力が、ありますか」
と尋ねた。

「もちろん、あります。肉体
の力と同じように、心の力も
あります」。

「なんとしても生きよう」「病
気になんか負けてなるものか」
という強い情念がある限り、
どんな重い病からも立ち直る
ことができるのが人間です。

それはなにも病気だけのこと
ではなく、すべてのことの成功
と失敗を分ける大きな力の源泉
です。

人は心理の動物です。「できる」
と思えば成功し、「ダメだ」と
思えば駄目になるだけのことです。

逢瀬

2019年10月25日 07時56分30秒 | owarai
頬杖ついて、寝ころび
ながら、星や魚などの話をぼ
んやり聞いているのは、いい
気分だった。

ひとつずつ、あなたの人柄や、
あなたの興味のあるものを知る
こと。一気にではなくていい、
少しずつ、ほんの逢瀬に・・・。

奥の深い人だと思った。それが
愛情、恋情につながっていく。

肌合いに関してはうぶなくらい、
はにかみとためらいを見せる。
およそ痴話ゲンカなど似合わない。

たぶん、美容院なんて、いっさい
関係のないはずのあなたの髪に、
いとおしく触れる。

静かな寝息は、どこかの静かな
山間で、せせらぎのなかの魚を
追っている夢か、天体望遠鏡を
のぞいている夢を見ているから
なのだろう。

この人に、あまり恋のややこし
さをねだってはいけないと思う
私がいた。

「手紙を出して人は成長する」

2019年10月25日 06時36分15秒 | owarai
ヨーロッパでは、文学に手紙文学と
いうジャンルがある。

誰かからか誰かに宛てた手紙という
形式で、物語が進むスタイルの
文学だ。

文学の一ジャンルというより、小説
といえば、手紙文学を指していた
時代さえあるくらいだ。

それほど、手紙というものは、そも
そも、物語性を秘めている。
文学は、手紙から始まったといって
もいいくらいだ。

どうして、手紙が文学と結びついて
いるんだろうか。それは、手紙には
2つの大切なことが含まれているか
らだ。

1つは、手紙を書くことを通して、
人間は成長すること。
もう1つは、手紙を通して、離れて
いる人と人とが近付いていくこと。

「成長すること」と「人とが近付く
ことは」、人間にとって、いちばん
大切な2つのこと。

「遠 恋」好きでいさせて ー完―

2019年10月25日 05時31分14秒 | owarai
両手で顔を覆ったまま、あのひと
に呼びかけた。

日本にいるあのひとに?いいえ、

わたしを取り囲むこの暗闇と、肩
や膝に舞い降りてくる雪の、その
結晶の、すべての粒子の中に
棲んでいる、
今、ここにいるあのひとに。

ずっと、好きだった。
今までずっと、好きだった。

あなたに別の人との暮らしがあり、
あなたに別の人生があったとし
ても、わたしは、あなたがくれた
言葉を、想いを、決して忘れは
しない。

わたしたちは、ここではないど
こかで、別の惑星で、深くつな
がり、愛し合っていたのだと。
そんなおとぎ話を信じていたい。

今はそう信じさせて。
好きでいさせて。
お願いだから。
これからも、ずっと。



「遠 恋」 愛よりも優しく ―最終章―
あれから―――