ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

眠れる「全能の神」を揺り起こす

2020年06月01日 16時01分05秒 | owarai
「生きている心臓」の中で加賀
乙彦さんは、主人公・天木友作
に次のように語らせている。

「医者なんてのは無力な存在で
してね、病気を治す力にも限界
があります。

それに、病気が治るのは、医者
の力ではなく、患者さんの中に
ある不思議な力によるのです。

医者はただその不思議な力に、
医学の小さな力を加えるだけ
だけです。

16世紀のフランスの有名な
外科医、アンプロワーズ・パ
レも『私が処置し、神が治し
た』と言っています」

そう告げられた患者は、「ぼく、
の中にも」とあえぎながら「そ
の、不思議な力が、ありますか」
と尋ねた。

「もちろん、あります。肉体
の力と同じように、心の力も
あります」。

「なんとしても生きよう」「病
気になんか負けてなるものか」
という強い情念がある限り、
どんな重い病からも立ち直る
ことができるのが人間です。

それはなにも病気だけのこと
ではなく、すべてのことの成功
と失敗を分ける大きな力の源泉
です。

人は心理の動物です。「できる」
と思えば成功し、「ダメだ」と
思えば駄目になるだけのことです。



YouTube
稲垣潤一 夏のクラクション

https://www.youtube.com/watch?v=rgozPrsCgIE

遊び心のあるオトナ

2020年06月01日 14時27分42秒 | owarai
人は考える。
だから楽しい。
だからせつない。
だから成長する。
だから落ち込む。
だから興奮する。
だからのどが渇く。

人は考える。
だから。
ミルクティーはうまい。
ぼけーっとしている時も、
フツーにうまいけどね。

陽に濡れて駅まで歩く
吾と君の近づきすぎて

遠ざかるもの

まずポジティブな女性が増えたらいいな♪と思いました。

2020年06月01日 12時47分41秒 | owarai
「私はオンナをなまけない。」
お仕事をがんばらなきゃとか、
キレイにならなきゃとか、
このナキャっていうのを
やめようと思う。

せっかく女性という
しなやかな命に生まれたから、
その良さを楽しみたい
もっとかわいく見えるメイク
を研究して、
彼をハラハラさせたり、
新しいファッションに挑戦
して友達をびっくりさせたり
しよう。

失敗したっていい、
笑われたっていい、
私はオンナを楽しめたら、
それでいい。

甘い物語は、耳を傾けることから生まれる。

2020年06月01日 06時20分20秒 | owarai


「男性のみなさん、世界中の
女性にモテモテなのは男性で
はありません。残念ながら。」

欲ばりな男が浜辺で不思議な
ビンを拾いました。
それを開けてみると、妖精が
飛び出し男に言いました。

「私をビンの中から救い出し
てくれてありがとう。お礼
に、3つの願いをかなえて
あげましょう。」
男は迷わず「3億ドルがほ
しい!」と言いました。
するとびっくり。
そこには3億ドルの札束が。

次に「カッコいいオープン
カーが欲しい!」と言いま
した。すると、たちまちカ
ッコいいオープンカーが
現れました。
そして味をしめた男は最後
に「世界中の女から愛され
たい!」と言いました。

するち・・・彼は、
おいしそうなチョコレートに
なりました。

チョコレートは、ひとを幸せに
する。
ただし、そんなに甘くないから
願い事は、慎重に。

人生は、キャビアやコニャックだけでは、ちょっと足りない。

2020年06月01日 05時20分42秒 | owarai
開高健様。

若くして文壇にその才能を
認められ、企業の宣伝部にあって
一世を風靡する宣伝をいくつも
手がけるかと思えば、
戦火のベトナムから命がけの
ルポルタージュを書き送る。
そんな多忙の間をぬって、
地球の果ての大河に飛んで
壮大なフィッシングを愉し
む。すべてが桁はずれ。
小説家の枠におさまらない
行動力で人々を魅力した。

彼のもうひとつの顔は、美
食家。ワインやコニャック
を愛で、キャビアに舌鼓を
打ち、世界を縦横に駆けめぐ
ってあらゆる料理を味わい
尽くした。そんな開高健が、
じつはお茶漬けファンだった。
と言ったら、驚くだろうか。
あるとき、彼は旅先から家族
宛てた手紙のなかで
「梅茶漬け、送れ」と書いた。

まるで、どこにでもいるふつう
の日本の男のように。
ホッと息ぬきできる時間を求め
るように。
ひとの何倍もの濃密さとスピー
ドで、59年の生涯を駆け抜け
た男が、ただの男に戻るとき、
そこにお茶漬けがあった。

美食も冒険も人生を豊かにする。
しかし、それだけでは何かが
足りない。
肩の力をぬいて、ふだん着の
まま楽しめる何かが足りない。
その何かとは、あったかくて、
らくちんで、日本にしかない、
サラサラおいしいもの。

今夜の酒のシメ。
ゆっくり、おいしい。
梅茶漬け。

「遠 恋」好きでいさせて ―Ⅳ―

2020年06月01日 04時23分18秒 | owarai
「何か、飲み物が欲しい?」
彼女はわたしにソファーを
すすめたあと、リビングルーム
の続きにあるキッチンに立って、
にこにこ尋ねた。

「コーヒー、紅茶、ジャスミン
ティ、グリーンティもあるのよ。
それともあなた、ワインを飲み
ますか」
喉がからからに渇いていた。

「ありがとうございます。じゃあ、
ジャスミンティをいただきます。
その前に、お水を一杯もらえま
すか」
「はい、わかりました」

彼女がお湯を沸かして、お茶の
準備をしているあいだに、わた
しはさり気なくあたりを見回し
た。いや、見回さなくとも、
次々にわたしの目に飛び込ん
できた。

テーブルの上に置かれている
雑誌、英語の新聞、そして日
本語の辞書。ボールペンとメモ
用紙。女物の腕時計。長椅子の
上にはクッションのほかに、
明らかにあのひとのものだと
わかるセーターとシャツ・・・。

それらは「あのひと」であり、
同時に「あのひとの不在」でも
あった。

飾り棚の上には、ファックス用
紙の差し込まれた電話機と、写
真立てがいくつか。大きく引き
伸ばされた彼女の写真。彼女が
両親と三人で写っているものと、
彼女の子ども時代の写真。

その隣に、コックの制服を着て、
クラスメイトと一緒に写って
いる、あのひとの写真。

それは、わたしのよく知ってい
るあのひとのようにも見えたが、
同時に、まったく見知らぬ他人
のようにも見えた。

この部屋で、あのひとは、この
人と暮らしていた。いいえ今も、
暮らしている。

ここには、わたしの知らない
あのひとの生活があり、それは
これからも続いていく。