ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

言いたいことを言える場所を、ネット以外にも、もってたほうがいい。

2020年06月24日 16時03分58秒 | owarai

1900年9月11日、東京に 
日本初の公衆電話ボックス 
が設置されました。 
インターネットが広まって、 
電話ボックスや公衆トイレ 
の落書きが減ったという 
話があります。 

匿名ではなく、自分の責任 
で言いたいことを言う大人 
でありたいものですね。


絵葉書はそこまでの空「明日からはここにいない」という語残して

2020年06月24日 12時53分21秒 | owarai

やさしい人でした 
どう聞かれても 
それしか答えられません 

乱暴で 
強情で 
弱虫で 
ひとりよがりだったけど 

どうしてか 
思い出すのは 
やさしいところばかり 

他の誰にもそんなところはみせ 
なかったし 
誰も信じてくれないでしょうが 
私にだけは時々とても 
悲しいくらいやさしかった 

ひどいところもたしかにたくさん 
あったけど 
やさしい人でした 
不思議だけど 
それしか思い出せないのです


ワープロの手紙の文字のむくもりを知るワープロをひっぱり出して

2020年06月24日 11時42分33秒 | owarai

小川洋子さんの「博士 
の愛した数式」を読んで、 
驚いた箇所がある。博士 
が、数学者の仕事につい 
て「私」に語る場面。 

「そう、まさに発見だ。 
発明じゃない。自分が 
生まれる以前から、誰 
にも気づかれずそこに 
存在している定理を、 
掘り起こすんだ。神の 
手帳にだけ記されてい 
る真理を、一行ずつ、 
書き写してゆくような 
ものだ(後略)」 

数学になぞらえることに 
気おくれするのだが、こ 
れは、僕が文章の書き方 
について考えていたこと 
と同じだった。すなわち、 
「文章はつくるものでは 
ない、見つけるものだ」と、 

もちろん、言葉に、数学の 
世界の「定理」などという、 
絶対的で唯一無二の解答は 
ない。見る角度を変えれば、 
いくつもの答えが出てくる 
はずである。それでも、そ 
のいくつもの答えの中で、 
何人もの人が心の底から、 
「そうだ、その通りだ」と 
うなづけるものはそんなに 
多くはない。むしろ希少で 
ある。 

この空中のそここに、人知 
れずにひっそり浮遊してい 
る「ほんとうのことたち」を、 
ひょいとつかまえ、誰の心 
にも入りやすいカタチにし 
て人々の前に呈示する。 
それが、僕の考えることば 
たちである。 


優しい言葉をかけられるたびに涙が出た。

2020年06月24日 08時39分35秒 | owarai

後になって「あれはこうなる 
べくしてなったんだ」 
と思えるような“偶然”と 
いうのがあります。 

偶然の力を信じていると、そ 
のような意味のある偶然が 
次々と身の回りで起こり始め、 

その偶然がまた新たな偶然を 
呼ぶようになります。 

それを「偶然力」と呼ぶので 
すが、この力を身につけるに 
は、なんでもいいから、 

とにかく行動を起こすこと 
です。 

家でじっとしていても 
偶然の神さまはやってきません。 
あなたにとっての 
唯一の“優しいひと”も・・・・。


ならんで 生きたい。

2020年06月24日 06時12分57秒 | owarai

女の人が、男の人と肩を

ならべてがんばる時代は、

いい時代だと思う。

お年寄りが、若い人とも

っと気軽に話せるように

なったら、

今よりも住みやすい世の

中になると思う。

 

きれいなものや、楽しい

ことや、あこがれや、幸せ

に、誰もが同じように。

手の届く距離でいられます

ように。

ならんでいきたい


「それから、言い争いが始まった」 -優しい人-

2020年06月24日 05時11分51秒 | owarai

優しい人と別れて、京都から 
東京に出てきたわたしは、三 
十九歳になっていた。 

ある秋の休日の午後のことだっ 
た。会社の車を借りて、奥多摩 
に住んでいる友人の家に遊びに 
行ったその帰り道。 

西の空には夕焼けの名残りが 
うっすら残っていたけれど、 
彼方の山の端には黒雲が渦 
巻いて、雨になりそうな気配 
だった。 

友人に教わった通りの道を選ん 
で、走っていたつもりだったの 
だけれど。でも、偶然に迷い 
込んだ道は、美しくつかのまの 
紅葉狩りを楽しんだ。 

やがてとっぷり陽が暮れて、あ 
たりの樹木が濃い闇に染まり 
始めた。最初は幹、次に枝、そ 
して最後は葉っぱに、闇がひっ 
そり落ちてきた。 

ガソリンスタンドで道を尋ねて、 
正しい道路に乗り入れたときに 
は、時計はすでに夜の十時を 
回っていた。 

小雨の降る夜道と、明かりに 
照らされた橋と、ゆるめたス 
ピード。 

その組み合わせあがゆっくりと、 
わたしの身の内に、温かい液体 
のような何かを運んできた。そ 
れはひたひたと波のように寄せて 
きて、躰中に広がっていった。 

ああ、優しい人だ! 
と、わたしは感じた。 
優しい人が今、ここにいる、 
わたしのすぐそばにいる。 

いいえ、優しい人は座席に座って 
いる。 
今、わたしが座っているこの場所 
に。 
わたしたちはふたりで、この車に 
乗っている。 


忘れもしない、あれは、やはりこ 
んな雨振りの夜。琵琶湖の畔にあ 
る町までドライブに出かけた帰り 
道。わたしたちは車の中で言い争 
いをした。 

わたしは家を出た直後に、あらか 
じめ必要事な事柄をすべて書き込 
んだ離婚届けを、夫に送ってあっ 
た。 


夫がついに観念して、離婚届を 
役所に出したということを、わ 
たしに伝えていたのだった。 

優しい人の運転する車が、琵琶湖 
に架かっている長い橋の手前で 

信号待ちをしているとき、わたし 
はその話しを切り出して、今夜は 
わたしの部屋に泊まっていって 
欲しい、と頼んだ。 

その夜、独りぼっちで眠るのは 
あまりにも心細く、あまりにも 
つらいことのように思えていた。 

「お願い。今夜だけでいいから。 
わがままを聞いて」 
わたしの必死の懇願に対して、 
優しい人は「それはできない」 
と、即座に応えた。 

「今夜は予定通り、あっちに戻 
らないと」。 
それから、言い争いが始まった。