「地球上における全ての生物進化の出発点となった、地球外生命体に創造された原初のアメーバー状生物。力強く、狡知に長けた原形質の塊」
・「Shoggoth(ショゴス)」とは、「Old Ones(古きもの)」が地球に飛来した後、様々な用途に供するために、最初に作ら出された奉仕種族である。
・「Shoggoth(ショゴス)」の姿は、1980年代頃に流行した「スライム」という玩具を思い浮かべればよい。
「スライム」にそっくりで粘着性の原形質の塊であり、「Old Ones(古きもの)」に代わって主に海での重労働をこなす奴隷として、催眠暗示によりコントロールされていた。
「スライム」にそっくりで粘着性の原形質の塊であり、「Old Ones(古きもの)」に代わって主に海での重労働をこなす奴隷として、催眠暗示によりコントロールされていた。
・「Shoggoth(ショゴス)」の無定形な体を構成する細胞の一つひとつには自己進化能力ともいうべき特殊な性質が備わっていて、泡立つような細胞を瞬時に再構築し、あらゆる形態、あらゆる器官を模擬的に生成することができた。
・「Old Ones(古きもの)」は、この「Shoggoth(ショゴス)」の細胞から、地球上の様々な生物を作り出したと考えられている。
・分裂繁殖を繰り返すことで、徐々に「Old Ones(古きもの)」の支配に対抗する力を身につけた「Shoggoth(ショゴス)」は、2億5千年前に最初の叛乱を起こしている。
・この叛乱は、鎮圧されるが、その後何度も繰り返された闘争を経て、「Shoggoth(ショゴス)」は、陸上に上がって生存する能力を獲得する。そして、さらに優れた能力を次々と身に付けていった。
・中でも、主人である「Old Ones(古きもの)」の行動を模倣することで高い知性を身につけた個体は、驚くべきほどの適応能力を持ち、人間の姿をとることさえ可能であるという。
・「Shoggoth(ショゴス)」は、「テケリ・リ! テケリ・リ!」という鳴き声をあげることで知られているが、1830年代、数奇に満ちた経緯から南極へ向けて航海することなったマサチューセッツ州ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ビムが、南極海においてこの声を耳にしており、「Shoggoth(ショゴス)」の叛乱と地殻変動において「Old Ones(古きもの)」の文明が滅び去った今でも、生存しているのではないかと窺われる。