お久しぶりです。もう夏ですが、夏らしくない天気が続きます。
しかし、気分だけでも夏らしさを味わいたいもの。そこでちょっとした怪談モノを書いてみました。
全く怖くないので恐縮ですが、お暇つぶしと思って、ご容赦ください。
しかし、気分だけでも夏らしさを味わいたいもの。そこでちょっとした怪談モノを書いてみました。
全く怖くないので恐縮ですが、お暇つぶしと思って、ご容赦ください。
第1話は、あの有名な『口裂け女』について・・・。
実は、僕の知り合い(僕よりもかなり年上ですが、A君とします) に『口裂け女』の元になった話を体験した人がいます。
実は、僕の知り合い(僕よりもかなり年上ですが、A君とします) に『口裂け女』の元になった話を体験した人がいます。
まだ『口裂け女』の都市伝説が広まる前の6月の雨が降る頃。
近所の小学校の2年生が学校の帰り道、後ろから自分を呼び止める声がした。
近所の小学校の2年生が学校の帰り道、後ろから自分を呼び止める声がした。
声の主は女で、白い傘に白いマスク、白のレインコート、白手袋をして白い長靴を履くという奇妙な格好をしていた。
奇妙な格好の女は、その子を呼び止め、その子が振り向きざまにカッターナイフで顔を切りつけて逃げていった事件が起こった。
切りつけられた子は口から耳にかけて深い傷を負い、犯人は捕まらなかった。
奇妙な格好の女は、その子を呼び止め、その子が振り向きざまにカッターナイフで顔を切りつけて逃げていった事件が起こった。
切りつけられた子は口から耳にかけて深い傷を負い、犯人は捕まらなかった。
その話題は一気に広まり、当時中学生であったA君の学校にも不審者が出るということで、放課後の部活動の時間が短縮された。
そして夏休み明けになった9月のある日・・・。
朝のホームルーム時間に、担任がなかなか来ない日があって、15分ほど遅れてきた先生は、次のような話をした。
朝のホームルーム時間に、担任がなかなか来ない日があって、15分ほど遅れてきた先生は、次のような話をした。
先生たちの朝の職員会議の時間に1本の電話が掛かってきた。
内容は、
「ある生徒が、学校に行こうとして家を出たら、後から変な女がつけてくるので怖くなり、家に逃げ帰った」
というものだった。
内容は、
「ある生徒が、学校に行こうとして家を出たら、後から変な女がつけてくるので怖くなり、家に逃げ帰った」
というものだった。
さらに
「窓から家の外を覘いてみると、その不振な女がまだ家の外にいるので、学校に行けないというもので、その生徒の担任が迎えに行った」
とのことだった。
「窓から家の外を覘いてみると、その不振な女がまだ家の外にいるので、学校に行けないというもので、その生徒の担任が迎えに行った」
とのことだった。
また別の日にA君は、土曜日(その頃は、半日授業で、午後から部活だった)の午後の部活をしていて、3時頃の休み時間に校庭から校舎へ休憩に行った時、学校の校内に乗入れてくる車(真っ赤な色だった)があった。
原則的に校内へ車を入れることは禁止されているので、
「へんだな」
と思ったそうです。すると車のウィンドウが開いて中の人がA君を呼び止めた。
「へんだな」
と思ったそうです。すると車のウィンドウが開いて中の人がA君を呼び止めた。
車の中の人は女で、何故か昼間であるにもかかわらず、白いネグリジェを着ていて、
「○年○組の○○君のいる教室は、どこ?」(○は伏字です)
と聞くので、答えたのですが、なんだか怖くなって、その場から走って逃げた。
「○年○組の○○君のいる教室は、どこ?」(○は伏字です)
と聞くので、答えたのですが、なんだか怖くなって、その場から走って逃げた。
なぜ逃げたかというと、その女が聞いた、
「○年○組の○○君」
とは、先のホームルーム時間で先生が話してくれた生徒だったそうです。
その後どうなったのか。とても気になりますが、A君は判らないとのこと。
「○年○組の○○君」
とは、先のホームルーム時間で先生が話してくれた生徒だったそうです。
その後どうなったのか。とても気になりますが、A君は判らないとのこと。
以上です。創作ではないのでオチはありません。