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「「R.O.D」READ OR DIE」 的な、生活 (其の四)

2007-05-18 23:08:26 | 読書記録
 予告どおり、四回目は、「R.O.D」READ OR DIE」の第4巻ということで…。

 パソコンの引越し(データ移行)も、ある程度、めど立ったところで、新しいパソコンにて、プログの更新をすることにした。
 今まで使用していたパソコンは、7年前のものだったので、使用するにかなりストレスが溜まったものだったが(反応が遅すぎる、すぐフリーズする等)、新しいパソコンでは、今のところ、ストレスは感じない。

 前回、縦読みなる読書法を紹介したが、この方法には、無理があると言った。では、どうすれば良いのか?
 答えは、簡単、いわゆる読み飛ばしである。1ページの中で、数行だけを拾い読みして、流すのである。
 そうすれば、比較的短時間で読破できるのである。ただし、そんなもったいない読み方は、お薦めできない。
 話の筋だけを追ったのでは、読書の楽しみが半減してしまうし、第一に本に対し、失礼、というものであると、ビブリオ・マニア(蔵書狂)は、感じる。
 では、どのように本を読むことが、正統であるのか?ということのなるのだが…。

 まぁ、そんなことはさて置き、正しく、本題。

 四巻のあらすじは、いよいよメインストーリーであるグーテンベルク・ペーパー編に突入する。
グリモワール(魔道書)であるグーテンベルク・ペーパーを、ジェントルマンの命を受け、大英図書館・特殊工作部が入手。そのグーテンベルク・ペーパーを、中国の秘密結社読仙社が、奪取すべく、紙使いのエージェントを送り込み、騒然な戦いが始まるというお話。
 ところで、作中に登場するヘイ・オン・ワイは、あとがきにもあるように実在する(詳しくは、《補足》を参照)のだが…。
 と、言うことで次回は、「R.O.D」READ OR DIEの第5巻を予定しております。

《補足》
 登場人物&アイテム
 「ファウスト」…外見は美少年だが、実際は数百年の年月を生きている。
 「ジギー・スターダスト」…大英図書館・特殊工作部の開発部に所属する製紙学者。
 「ヘイ・オン・ワイ」…世界最大の古書店街。Webサイトも出している。
 詳しくはこちら
  http://www.hay-on-wye.co.uk/  (ただし、英語サイトである)
 「ロゼッタ・ストーン」…エジプトのロゼッタという町で1799年に発見された石碑。
 詳しくはこちら
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%BC%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3
 「モンティ・パイソン」…イギリスの代表的なコメディユニット。
 詳しくはこちら
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%BD%E3%83%B3

「「R.O.D」READ OR DIE」 的な、生活 (其の参)

2007-05-08 00:40:34 | 読書記録
 予告どおり、三回目は、「R.O.D」READ OR DIE」の第3巻ということで…。

 前回において、横読み(自称)について、書いた、ということは、当然の如く、縦読み(やはり、自称である)という読み方が、存在する。
 つまり、連載ものの本を、数冊並べて、廻し読みすることであるのだが…。これは、ちょっとビブリオ・マニア(蔵書狂) には、無理がある。
 例えば、1巻から5巻を、並べて廻し読み、いわゆる縦読みをすると、時系列に沿わないため、ストーリの展開に着いていけなくなってしまう恐れがあるからだ。
 ある登場人物が1巻にて登場したとして、2巻の途中で死んでしまったりすると、3巻以降、その人物が登場しない、その人物が登場してから、死んでしまうまでの過程、さらには、その後の展開を、同時に読んで、筋書き通りに頭の中で、整理するのは、一苦労するのである。
 よって、縦読みは、したことがない(正確には一度、試みたが、上記の理由で断念した)
 では、連載もの本の内容を、いち早く把握するのは、どうすれば良いのか、実に方法はあるのだが…。

 まぁ、そんなことはさて置き、正しく、本題。

 三巻のあらすじは、読子ウェンディねねねによる、メインストーリーにいたるための、サイド・ストーリーで、オムニバス形式になっている。

 各章ごとの時系列を入れ替えて挿入されている。著者は、あとがきでパルプ・フィクション的感覚が味わえると揶揄しているが、基本的に各章は、独立しているので、さほど違和感は観じない。

 なお、作中に登場する、グーテンベルク聖書は、実在する。しかも、世界でも48部しか現存しない超稀覯本(超レア本)なのだ。(詳しくは、《補足》を参照)
 
 また、風の止まる庭の作者、クライブ・カッスラーは、実在の作家(詳しくは、《補足》を参照)。ただ、風の止まる庭は、書いておらず、イギリスの作家ではなく、アメリカの作家、しかも、ハードボイルド物ばかりの作風で、恋愛小説は、ビブリオ・マニア(蔵書狂)が記憶する限り、書いたことがない。
 ただ、彼の作品の中にレイズ・ザ・タイタニック(タイタニックを引き上げろ)を出しているので、本作品のプロローグとつながている。
 また、この巻よりグーテンベルク・ペーパーの名前が出てくるのだが…。
 と、言うことで次回は、「R.O.D」READ OR DIEの第4巻を予定しております。

《補足》
登場人物&アイテム
 「ウェンデー・イアハート」…大英図書館特殊工作部スタッフ見習い
 「ドニー・ナカジマ」…大英図書館特殊工作部エージェント。第15代ザ・ペーパー。
 「グーテンベルク聖書」…15世紀にドイツ・マインツのヨハネス・グーテンベルクが、活版印刷技術を用いて印刷した世界初の印刷聖書。
詳細は、こちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E8%81%96%E6%9B%B8

 「クライブ・カッスラー」…アメリカの作家。代表作であるダーク・ピットを主人公としたシリーズは、100カ国以上で出版されるベストセラーとなった。
詳細は、こちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%BC

「「R.O.D」READ OR DIE」 的な、生活 (其の弐)

2007-05-04 14:10:10 | 読書記録
 予告どおり、二回目は、「R.O.D」READ OR DIE 」 の第2巻ということで…。

 今、プログを書きながら、パソコンのお引越し(今まで蓄積されたデータを新しいパソコンに移し変え作業)をしている…。
 時間かかるし、結構、面倒なのだが、これをやらないと、パソコン立ち上がらないので、しかたがない。

 自分的(ビブリオ・マニア蔵書狂) )としての特技は、なんだろう?と、考えてみると、もちろん紙使いではなく、通称(自分では、このように呼称している)横読みである。
 横読みとは、全くジャンルの違った本を数冊並べ、30分ごとに位に、廻し読みすることである。もちろん、内容は、ちゃんと把握し、ゴッチャになることはない。だからっといって、何か役に立つのかと、云えば、どう贔屓目に見ても役に立たないのだが…。

 まぁ、そんなことはさて置き、正しく,本題。

 二巻のあらすじは、著者もあとがきに述べているようにダイ・ハード本屋さんバージョンである。
 神保町の一角に、ビブリオ・マニア(蔵書狂)には垂涎もののバベル・ブックス(地上40階、地下6階のビル全部が本屋がオープンするのだが…。
 また、この巻より、ジョーカーや、ジェントルマンが登場する。
と、言うことで次回は、「R.O.D」READ OR DIEの第3巻を予定しております。


《補足》
 登場人物
 
 「ジョーカー」…大英図書館特殊工作部の責任者。
 「ジェントルマン」…西洋世界の陰の支配者。

「「R.O.D」READ OR DIE」 的な、生活 (其の壱)

2007-05-02 07:51:25 | 読書記録
 第1回目に取り上げるは、「R.O.D」READ OR DIE(倉田英之著 集英社スーパーダッシュ文庫出版)にする。
 読むきっかけとなったのは、TV版「R.O.D」を観たからで、その結果、主人公の読子の本好きに、共感を覚えてしまったからである。
 先ず、ビブリオ・マニア(蔵書狂)とよく似ている、紙使いであることを除けば…。

おそらくは、夜、寝ている間に地震が来れば、本の下敷きになって、死ぬかもしれない。外出して、本屋の前を通ると、中に入らずには、いられない。本屋の中にある全てのを読破してみたい、衝動に駆られる。ついつい、無計画に、本を購入してしまう。(これが一番、厄介である)よって、読みきれないが、山積みになって行くのだが…。


 まぁ、そんなことはさて置き、正しく、本題。


 あらすじは、OVA版、アニメ版「R.O.D」より、前の話。読子が、菫川ねねねと出会う内容となっている。詳しくは、こちらを参照してください。「http://ja.wikipedia.org/wiki/R.O.D」
(もし、本をお読みなるつもりなら、あまり、お奨めしません。内容が、丸判りになってしまうから…。)
 導入のストーリーとして、こんなものか…、今ひとつ、ストーリーの深み欠ける(ので、1時間ほどで、読んでしまった)。今後、ストーリーの展開に期待したい。
 と、言うことで次回は、「R.O.D」READ OR DIEの第2巻を予定しております。



《補足》
 OVA版、TV版「R.O.D」は、こちらを参照。
http://www.b-ch.com/cgi-bin/contents/ttl/det.cgi?ttl_c=351  OVA版




 登場人物
 「読子」…読子・リードマン 大英図書館特殊工作部のエージェント。非常勤高校講師。第16代ザ・ペーパーの異名を持ち、紙使いの中でも最強の実力を誇る。
 「菫川ねねね」…菫川ねねね 13歳でデビューした天才少女小説家。