にゃんこの置き文

行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず

クロとサクラ

2023年09月06日 | 日記

ネコって毛皮の模様が同じだと本当に区別がつかないし、大きさも犬に比べたら似たり寄ったりだけど、性格は「同じネコは2匹といない」っていうくらい違う。
前にいたフミは、7年間一度も触れなかったくらい人間不信の強いやつだったけど、今いるサクラは「ちょっとくらい人間を怖がれ~」って訴えたいくらい傍若無人。
人の身体は敷物か爪とぎ、よくてマッサージ器だと思っているふしがある。
少し帰りが遅くなるとご飯を出すまで鳴き続けてるし、こっちが用事をしようと思う時に限って金魚のフンになる。
お腹を少しつついただけでヘソ天になるのは面白いけど、それをやってると用が片付かない。
パソコンの前に寝転がって作業を邪魔するのは「ネコあるある」だけど、ネズミを食ったその後に人の顔をぺろぺろするのは正直勘弁してほしいと思う。

それに比べると、クロは聞き分けがいい。
ご飯をサクラに横取りされても、怒らず傍に座ってじっと待ってる。
夜中に私を叩き起こすこともなく、めったに鳴かないのでうるさくもない。
この遠慮深さは歳のせいだろうか。
それともオスとメスの違いか?

クロの懐の深さのおかげか、兄妹でもないのに、2匹はとても仲がいい。
ツンデレサクラに一日中振り回されているクロの姿は、見るたびに大笑いしてしまう。

ここだけの話だけど、年内刊行予定の小説のキャラは、この2匹がモデルなんだよね~
おかげで2匹・・・もとい2人のエピソードには事欠かなかった。
無事に本が出たら、2匹にはモデル料を払わないといけないかな?
「お前たちが出てるよ」と本をあげても、爪とぎにされるのが落ちだろうなぁ。








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