余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

カラー

2021-12-11 00:04:47 | 写真の扉の詩
白いカンバスに思いの丈を
よくぼうでもいとしさでも
赤でも黒でも
なぐりつけていく
黄でも青でも
なんでも色をつけていく
忘れないために
うすれていかないように
たった
一つの願いのため
生きていくために
立ち止まらないために
色を
瞳に唇に髪に手に胸に足におなかに
こしにせなかに
呼吸に記憶にしぜんにいとしいひと
コーヒーのにがさがおいしい
少しの大人だ
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