余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

そこここに

2023-02-02 00:47:47 | レターの膜(短歌)
そこここに
恋が降るね
手品のよう
目をつむって
花束をひろう
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犬とハモニカ

2023-02-02 00:42:08 | マイブック(あ)
「犬とハモニカ」
      江國香織 著

ひさしぶりに江國香織作品を読んだ。
やっぱりいい。
なにが好きなのだろうか。
結末はけっしてすっきりとしたものではないものでも
好きだ。
この場面、あの場面それぞれが散りばめられている。
星々いや、星々が地上におりて花々になったような、
そんな感覚。
そう感覚にフィットしてしまうのだろう。
6つの短編。
犬とハモニカの群像も好き。
ピクニックの夫婦のゆるやかなさざめきも好き。
アレンテージョの二人の言葉、会話、
見た壁一列に並ぶ八人の老女。
ものがたりたち。
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