余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

いこ

2022-05-19 22:54:48 | 天秤の詩
倦怠なのか、好きなのか
私はあなたとセックスをしている
はきすてられたその言葉は
一人の領域を広がらせる
なんてここは何もないの
肉体は両方とも背中で
私の背後にあなた
花壇の花びらをとる少年
おいてけぼりの少女
いっしまとわぬ
足開く
乳白色灯
差し伸べた優しさ
好きなのはあなたよと
はなれるのは倦怠か
つながれるのは迷い包む温かさ
一緒にいこ
そこまでいこ
ね、いこ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 妖ベイベー | トップ | そしてまた »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

天秤の詩」カテゴリの最新記事