余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

二面

2022-01-29 23:18:29 | 天秤の詩
ふと僕は思った
言葉には二つの意味があるのだと
ようするに表と裏の解釈
表裏一体の属性を持っている
どちらも真実であり
決して混ざり合うことのない
対義語のようで同義語のようなもの
踏み込んでしまった世界への入り口
言葉が背中におぶさり
映像もおぶさり
自然も宇宙も生命も
あらゆるものがおぶさり
ふいに僕は混乱する
こんなはずではなかった
身体はみるみる欠けていき
無意味な記号で補われる

白は何色?

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 瞳雨 | トップ | 自転車に »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

天秤の詩」カテゴリの最新記事