愛の種

 
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勝者と敗者の歴史から学ぶもの

2023-10-09 10:22:00 | 気ままわがままつれづれなるまま
今の日本という国は、アイヌ民族の土地を侵略し、アイヌの民を殺戮した上に成り立った国

アイヌ、エミシの民は、何万年と続けてきた争いのない文化、思想を持っていた

自然と、神と、土地と、人と人が、仲良くくらしていた縄文の時代をそのままに

アシリレラさんが、坂上田村麻呂が、苦悩していたことを詳しく講演してくれた

 いまから、約1200年前
東北のエミシ、アイヌの民族の、代表に、アテルイ、そして、補佐役のモレがいた
そして、敵対し。制覇したのが、坂上田村麻呂であった

 田村麻呂の、母親はアイヌの民
ある時、川で仕事をしている、アイヌの娘を、城に勤める侍がみて、綺麗なので、お城に連れて行った
 やがて女性は城の殿様の子供を身籠った
でも、城の暮らしが嫌で、妊娠した後、城を出た
殿様は、妊娠した子供は自分の子に間違いないからと、女性に刀を託した
女性は前の暮らしの通り岩穴でくらしはじめ、男児を産んだ
男児は岩穴で育ってやがて、立派な青年になった
坂上田村麻呂であった
田村麻呂は巌窟王と言われ、城の父親の耳にも入った
父親は、自分に使えるように打診した
坂上田村麻呂は、母親からアイヌのしきたりである、人を殺してはいけないことを、ずっと、言われていた
なので、迷いはあったが、立派に見える父親の元に行ってみたい、そう思って、母親の反対をおしきり、城に向かった
城の殿様の父親は、坂上田村麻呂に、征夷大将軍の職をあたえた

 田村麻呂は、アイヌの民を征伐するため、アテルイとモレが率いるアイヌの民族と、対戦
沢山の血が流れた
坂上田村麻呂は、北上川の川に映る自分の顔を見つめた
 やはり、、自分は、アイヌだ
アイヌの顔をしている

もう、アイヌの民と、戦うのはやめよう

そう思い、田村麻呂は、父親に、こういって、頼んだのである

 アテルイとモレの命を救ってくれ
 そう頼んだら、父親は

     わかった

そう言った

 だが、田村麻呂が席を立った後に、こう言い放った

 ライオンに食われるのに黙って食われる馬鹿がいるものか

 結局、アテルイと、モレは、首をはねられ、処刑された

 田村麻呂は、自分が母親の教えを守らず、戦さをしたことを生涯悔いた

 田村麻呂が、死ぬ前に、アイヌの母親からもらっていた水晶と、父親から貰った宝剣を、土に埋めて、亡くなった
 
 自分をあがめることなかれ、そう言って亡くなったという

 近代までに、アイヌは騙し討ちや、裏切りによって、惨殺されていく歴史を経てきた

 今の日本は、天皇制は、沢山の罪なき犠牲の上になりたっている現実を、我々は知るひつようがあるだろう

 私の中学時代の恩師、アイヌ語研究第一人者菅原進先生は、日本人でありながら、アイヌの教え、風土、倫理、精神性を説きながら、アシリレラさんに、数年前、祈祷を頼んだのだ

アテルイと、モレの魂の供養をしてほしい、そう言って岩手県に、北海道にいたアシリレラさんを招いたそうだ

悲しいアイヌの歴史の中には、本土の人間がアイヌのために命を落としたことも、レラさんは語ってくれている

私は今は、きっとアイヌの血が流れている

だが、過去世は、素戔嗚軍団の一部だったろう

時代により、敵だったり、てきでなかったり

今できることは、史実を知り、反省することからの、和平を共に生きる

しかない

日本は歩むべき所に進んで参りましょう

和平の日々を自分の中に



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