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京都というのは
京の通り名を聞くだけで
陶然(うっとり)とさせる街だ、、、
と先にも書いたが( → コチラ )、
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少し分かりにくいので補足すると、
たとえば、
京都の町中を南北に走る通りの1つに
東洞院 という通りがある。
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冒頭の写真は、御池通りにある案内プレートを撮ったものだが、
ここにも書かれているように、
「洞院」 というのは、
天皇が退位した後に住んだ住居を意味し、
この通りには、かつて
「高陽(かや)院」、「花山(かざん)院」、「高倉院」
など多くの「洞院」があったらしい。
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そういう由来を知って
この東洞院という通りを歩くと、
あるいは、(たとえ歩かなくとも)
東洞院という通り名を聞くだけで
花山院の無念や
高倉院の生きた激動の時代に
思いを馳せることのできる、、、、、
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京都というのは、実に実に、そういう街なのだ。
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( 続く )
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下の「ビジュアル・ワイド版・京都の大路小路」は、
京都の道路(大路小路)に関する
百科事典のような本。
この本を読むと、この東洞院には
上記のほか、
「小一条院」、「八条院」、「東八条院」
といった洞院があったことが分かる。
( → 同書39ページ )
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京都の大路小路―ビジュアル・ワイド 価格:¥ 3,990(税込) 発売日:2003-06 |
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以下は、
その「ビジュアル・ワイド版・京都の大路小路」の内容紹介。
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「 1200年を越える歴史の都「京都」の魅力は一本一本の「路」にある。
本書は、157の通りの歴史的なりたちから最新の情報までをオールカラーで一冊に凝縮。
新しい発見の連続で、改めてこの古都の奥深さに感動することが出来ます。
1200年を越える歴史の都「京都」。
この町の本当の魅力を味わうためには歩くのが何より。
一本一本の通りに歴史が刻まれ新たな発見がある。
本書は主な通り157本の歴史と現在をビジュアルに、
楽しく、わかりやすく紹介した初めての本。
蛸薬師通、油小路通、東大路など
いつも耳にしている通りの隠された歴史は、興味が尽きない。
さらに最新の風景を新撮影、懐かしい風景は綿密なペン画で再現。
そのうえ最新の調査による通りごとの地図が充実。
京都の魅力を、立体的に、より深く味わえる一冊です。
「 千年の古都である京都は街中に歴史の文化が息づいている。
その真髄を味わうには路を歩くことが一番。
洛中洛外の157路の歴史と今を地図付きのオールカラーで紹介。
94、95年刊「京都の大路小路 正続」の改訂 」
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