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京都地蔵盆の歴史 | |
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祇園祭、五山の送り火などとともに、
京都の夏の風物詩とされるのが
地蔵盆、、、、
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冒頭に掲げたのは、
その歴史を綴った
「京都 地蔵盆の歴史」 。
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以下は、その内容紹介。
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「 祇園祭や五山の送り火などとともに、
京都の“夏の風物詩”と称される年中行事・地蔵盆。
子どもたちの流行現象にはじまり、
時代の影響を受けながら現在にいたったその歴史は、
一体どのようなものだったのか。
またその歴史のなかで
どういった意義が付されてきたのか……。
文献調査とフィールドワークの成果から、
京都人も意外と知らない「地蔵盆」の歴史を紹介し、
そこから新たに見えてくる
都市京都の姿を描くディープな京都本 !
【地蔵盆とは?】
毎年地蔵菩薩の縁日である
8月24日頃に京都の各地で実施される年中行事。
「お地蔵さんが子どもを守る」という理解から、
子どもたちの祭りと一般的には認識されている。
京都のみならず、
近郊の大阪・滋賀などでも実施されているが、
京都で特に盛んに行われていることから、
京都の盆行事の特色とされ、
京都の都市文化を知るうえで欠かせないものと言えるが、
これまでその歴史研究は皆無であり、
本書は地蔵盆の歴史研究に
初めて本格的に取り組んだ1冊といえる。
【目次】
序 章 地蔵盆の風景
第一章 京都のお地蔵さま
一 地蔵菩薩の伝来と広がり
二 中世の地蔵信仰
三 泰平の時代と地蔵菩薩
四 六地蔵めぐり
第二章 地蔵会のはじまりと京都
一 中世の墓と石仏
二 「地蔵会」のはじまり
三 発見される石仏
四 17世紀の京都
第三章 近世都市京都と地蔵会
一 京の町と地蔵会
二 宗教者と地蔵信仰
三 木戸と町
四 運営と行事
五 もうひとつの“地蔵盆”―大日会
六 停止・中断させられる地蔵会
第四章 近代の地蔵会
一 「お地蔵さま」が消えた日―明治4~5年の廃止
二 お地蔵さまの撤去と地蔵会の中断
三 明治16年のできごと
四 明治16年の布達
五 メディアと地蔵盆
第五章 地蔵盆の近現代史
一 明治期の歩み
二 大正期の地蔵盆
三 戦時体制下~戦後社会と地蔵盆
四 現在の地蔵盆
終 章 地蔵会から地蔵盆へ
一 地蔵会・地蔵盆の400年
二 近世と近代の間
三 地蔵会・地蔵盆の祭祀
四 かつての町居住者への供養
五 地蔵盆がつなぐもの
地蔵盆関係略年表
【参考文献】・【引用史料】・【各章扉使用写真】
あとがき
著者について
村上紀夫(むらかみ のりお)
1970年愛媛県生まれ。
大谷大学大学院文学研究科博士後期課程中退。
博士(文学)(奈良大学)。現在、奈良大学文学部准教授。
著書に『近世勧進の研究』(法藏館、2011年)、
『まちかどの芸能史』(解放出版社、2013年)がある 」
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そういえば、滋賀県醒井の祖父母のところでは、町内ごとに大きな飾り物を作り地蔵盆が賑やかに行われていました。仕事から帰ってきたおじさん達が毎日とんてんかんてん、何か大きなオブジェのようなものや劇中の一場面を描いたものなどを作っていたと記憶しています。御神酒がお供えされていたかも。地蔵盆の間はいろんな町内の出し物?を従兄弟たちと見て回るのが楽しみで。40年くらい前のことなので、今は変わってしまったかもしれませんね。
紹介される本を図書館で借りようとすると、いつも誰かと被るので、私のような隠れファンがいるのかもしれません。
私も京都と東京の2拠点で生活するか、リタイアした後、数年京都の街中に住んでみたくなりました。
コロナ禍で大変な状況ですが、今年は祇園祭など京都にいればゆっくり節度をもって楽しめそうですね。不謹慎かな?
初めまして。
今年の3月後半以降の京都、外国人観光客が減って、
というか消えて、本当に静かですよ。
それまでは蛸薬師通のような裏通りを歩いていても
前からも後ろからも中国語が聞こえる、、、、
という異様な状態でしたから。
ここ何年か京都ではホテルの建設ラッシュで
あちこちにホテルができましたが、
そんな中での突然このコロナ禍、
ホテル業界の方は大変な想いをされているハズですが、観光客にとっては
今まで予約できなかった人気の旅館やホテルに泊まる
千載一遇のチャンスかも、、、、
GO TOトラベルで連泊すると
信じがたい金額が割り引かれるという話ですから。
2拠点ライフ、3・11のときも痛感しましたが
今回のコロナ禍でも
リスク分散の観点から
是非ご検討ください。
今回はコメントお寄せいただきありがとうございました。
取り急ぎ御礼まで。