◇
最近、ロンドンフィクシングにかけて
為替が大きく動くことが多い。
◇
ロンドンフィクシングというのは
大雑把に言うと
ロンドン時間午後4時(日本時間24時)の為替レートで
国際投資信託や企業会計の評価基準になるレート。
◇
東京時間の午前10時時点のようなもので、
運用者や企業の財務担当者にとっては
そのレートで売買している限りは
( 評価に使われる為替レートと一致するため
為替差損益を発生させず取引ができるから )
取引がこの時間帯に集中する傾向がある。
◇
たとえば、
ファンドの解約に対応するドルを確保する場合、
ロンドンフィクシングレートで行えば、
少なくともその解約分については
為替差損は発生しないのだ。
◇
今回のコロナ危機では、
リスク資産の換金売りが続いているから
ロンドンフィクシングにかけて
ドル買いの動きがみられることが多い(ドル高)。
◇
もちろん、リスクオン局面などでは
逆の動きとなるから注意が必要だが、
当面は、ロンドンフィクシングにかけて
ドル高が進み
日付けが変わると徐々に元の水準に戻る、、、、
という動きを続ける
蓋然性が高いのではないか ?
◇
下は、ロンドン在住のFXトレーダー、
松崎美子さんの「ずっと稼げるロンドンFX 」。
前著、「松崎美子のロンドンFX」同様、
このロンドンフィクシングなど
ロンドンの為替(FX )市場の仕組みや特徴、クセなどが
詳しく解説されている。
◇
◇
「 トランプ政権の衝撃、どうなるブレグジット、
混迷するEU、政治・経済でトレンドは一変。
ファンダ分析でチャンスに変える !
中長期戦略で利幅500pipsを取る !
欧州在住30年だからわかる日本人のための主要通貨ペア戦略。
著者について
松崎 美子(まつざき・よしこ)
1986年にスイス銀行東京支店入行、ディーラーアシスタントとしてスタート。
1988年結婚のために渡英。
翌年より英バークレイズ銀行本店ディーリングルーム勤務、
初の日本人FXオプション・セールスとなる。
1997年より米投資銀行メリルリンチ・ロンドン支店で
FXオプション・セールスをつとめた後、2000年に退職。
2003年から個人投資家としてFXや株式指数取引を開始。
2007年春からは自身のブログ「ロンドンFX」などを通じ、
ロンドン発で日本のトレイダーにわかりやすく欧州の最新為替関連情報を発信している。
セントラル短資FX、上田ハーローFX、YJFX、外為どっとコムなど、
FX会社でのコラム連載やセミナーのほか、複数のマネー誌への寄稿、
日経CNBCテレビやラジオNIKKEIの番組など、多くのメディアに連載・登場している。
2017年からロンドンFXチャンネルで、無料のFX情報を配信するYouTuberでもある。
主な著書に「松崎美子のロンドンFX」(自由国民社)がある 」
◇
京都移住と健康について考える・「老後は京都で」by 京カフェ~トップページに戻る
( インスタグラム版「老後は京都で」は → コチラ )