老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

梶井基次郎 檸檬を含む草稿群

2020年08月17日 | 京都が舞台の文学

「 えたいの知れない不吉な塊が

私の心を始終壓へつけてゐた。

焦燥と云はうか、嫌惡と云はうか―― 

梶井研究史を塗り替える可能性を秘めた幻の草稿群。

制作過程の梶井の息づかいや、

親友淀野隆三による「瀬山の話」

編集時の指定が克明に残されている。

梶井の代表作「檸檬」の原型を含むこの第一級資料を、

全編オールカラーで影印収録。

また周到な翻刻と解説二題を得て、

武蔵野書院創業百周年記念として公刊する !  」(内容)

冒頭に掲げたのが、カラー版であるのに対し、

下は、モノクロ版。

「 永遠の青春文学「檸檬」。

失われたと考えられていたその下書き稿が見つかった。

古い原稿用紙の一枚一枚に残された梶井の魂の悶えと、

故友の作品を世に問うべく奔走した

淀野隆三の情熱は、

時を超えて見る者の胸を熱くさせる。

この幻の第一級資料を

より手軽に楽しみたいとの要望に

お応えするためにモノクロ影印で収録し、

翻刻の手法を変え、解説も改めた。

カラー版とは違った形で

草稿の魅力に触れていただけるよう、

創業百周年記念として公刊する !   」(内容)

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( インスタグラム版「老後は京都で」は → コチラ )

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