老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

エマニュエル・トッドの、「第三次世界大戦はもう始まっている」

2022年06月21日 | 投資 &  国際情勢

( Audible版あり )

( kindle版あり )

( Audible版あり )

( kindle版あり )

「 ロシアによるウクライナ侵攻を受けての緊急出版。

戦争を仕掛けたのは、

プーチンでなく、米国とNATOだ。

「プーチンは、かつてのソ連や

ロシア帝国の復活を目論んでいて、

東欧全体を支配しようとしている。

ウクライナで終わりではない。

その後は、ポーランドやバルト三国に侵攻する。

ゆえにウクライナ問題でプーチンと交渉し、

妥協することは、

融和的態度で結局ヒトラーの暴走を許した

1938年のミュンヘン会議の二の舞になる」

――西側メディアでは、日々こう語られているが、

「ウクライナのNATO入りは絶対に許さない」

とロシアは明確な警告を発してきた

のにもかかわらず、

西側がこれを無視したことが

今回の戦争の要因だ。

ウクライナは正式にはNATOに加盟していないが、

ロシアの侵攻が始まる前の段階で、

ウクライナは「NATOの〝事実上〟の加盟国」

になっていた。

米英が、高性能の兵器を大量に送り、

軍事顧問団も派遣して、

ウクライナを「武装化」していたからだ。

現在、ロシア軍の攻勢を止めるほどの力

を見せているのは、

米英によって効果的に増強されていたからだ。

ロシアが看過できなかったのは、

この「武装化」が

クリミアとドンバス地方の奪還

を目指すものだったからだ。

「我々はスターリンの誤りを繰り返してはいけない。

手遅れになる前に行動しなければならない」

とプーチンは発言していた。

つまり、軍事上、今回のロシアの侵攻の目的は、

何よりも日増しに強くなるウクライナ軍

を手遅れになる前に破壊することにあった。

ウクライナ問題は、

元来は、国境の修正という「ローカルな問題」だったが、

米国はウクライナを「武装化」して

「NATOの事実上の加盟国」としていたわけで、

この米国の政策によって、

ウクライナ問題は「グローバル化=世界戦争化」した。

いま人々は

「世界は第三次世界大戦に向かっている」

と話しているが、

むしろ「すでに第三次世界大戦は始まった」。

ウクライナ軍は米英によってつくられ、

米国の軍事衛星に支えられた軍隊で、その意味で、

ロシアと米国はすでに軍事的に衝突しているからだ。

ただ、米国は、自国民の死者を出したくないだけだ。

ウクライナ人は、

「米国や英国が自分たちを守ってくれる」

と思っていたのに、

そこまでではなかったことに驚いているはずだ。

ロシアの侵攻が始まると、米英の軍事顧問団は、

大量の武器だけ置いてポーランドに逃げてしまった。

米国はウクライナ人を〝人間の盾〟にして

ロシアと戦っているのだ。        」(内容)

( Audible版あり )

( kindle版あり )

「老後は京都で」~トップページに戻る

(インスタグラム版「老後は京都で」は→コチラ

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 5年生存率7%未満のがんステー... | トップ | 「京都くれなゐ荘奇譚」の第... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

投資 &  国際情勢」カテゴリの最新記事