老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

日本沈没 ? ~  富士山噴火、南海トラフ地震、そして首都直下地震

2021年12月05日 | 災害 &  サバイバル術

先日(3日)、

山梨県と和歌山県で

震度5弱の地震が

相次いで起こった。

テレビで「日本沈没」

が放送されているおりだけに

ヒヤッとされた方も

多かったのではないか。

周知の通り、

首都直下地震や南海トラフの

30年内発生確率は

いずれも異様に高い。

そして、両方の巨大地震が

相次いで発生すれば、

(日本列島が

物理的に沈没するかどうか

はともかくとして)

日本が経済的に「沈没する

(世界の最貧国に転落する)

のはほぼ間違いない。

下に掲げたのは、

テレビなどでお馴染みの

鎌田 浩毅・京大教授

首都直下地震と南海トラフ

に関する著書。

以下は、その内容紹介。

「 首都直下地震は

「3・11」以降に内陸で起きる最大の地震災害です。

そして活火山である

富士山は、噴火の「スタンバイ状態」

といっても過言ではありません。

さらに地震と津波が襲ってくる

南海トラフ巨大地震は、

富士山の噴火とも密接な関係にあります。

地震と噴火の「活動期」に入った日本列島では、

災害を正しく恐れる知識が必須なのです。

近未来の危機の全貌と生き延び方を、

地球科学の第一人者が熱く説く現代人必読の書 ! 

 

〈本文より〉

現在と同じ「大地変動の時代」は、

1000年ほど前の平安時代

にも訪れたことがあります。

序章でも紹介しましたように、

869年に東日本大震災と同じ震源域で

貞観地震が発生し、

その後、日本全国で地震が頻発しました。

9年後の878年にはM7.4

内陸直下地震(相模・武蔵地震)が起きました。

これを現在に置き換えて、

2011年の9年後はいつかと考えると

2020年になるわけです。

幸い、首都直下地震はまだ起きていないわけですが、

地下が不安定な状態であることには

まったく変わりありません。

すなわち、首都直下地震は明日起きるかもしれないし、

数年後に起きるかもしれないのです。

いわば我々は

激甚災害の「ロシアンルーレット」

をしていると言っても過言ではないでしょう。

〈本書の特長〉

・京大の人気教授にして、地球科学の第一人者による解説。

・【特別対談】鎌田浩毅×読者代表・室井滋

〈本書の内容〉

【目次】

序章 東日本大震災から10年、いつ来てもおかしくない大災害

第一章 地震の活動期に入った日本列島

第二章 首都直下地震という新しいリスク

第三章 M9レベルになる「西日本大震災」と南海トラフ

第四章 富士山噴火の可能性も高まった

五章 なぜ世界で自然災害が増えているのか

第六章 「長尺の目」で世界を見る

第七章 科学にできること、自分にしかできないこと

第八章 地球や自然とどうつきあうか

終章 私たちはどう生きるべきか

〈特別対談:鎌田浩毅×室井滋〉

・地震が起こるリスクが高い場所はどこですか? 

東京にも大きな地震が来るのですか? 

・地震の予知はできないのでしょうか? 

・富士山が噴火するって本当ですか? 

・人類を滅ぼす自然災害はあるのですか? 

・大震災を前に、どんな考え方が必要でしょうか? 

日本列島に住む不安にすべて答える!       」(内容)

( kindle版あり )

( 追記 )

下は、同じ鎌田さんの

「富士山噴火と南海トラフ」。

富士山噴火と南海トラフ 海が揺さぶる陸のマグマ (ブルーバックス)
鎌田 浩毅
講談社

以下は、その内容紹介。

「 2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震は、

富士山の様相をも決定的に変えてしまった。

津波や原発事故に人々の目が奪われているなか、

ある重大な異変が富士山で生じた可能性に、

火山学者たちはひそかに青ざめた。

いまや富士山は、いつ噴火してもおかしくない

「スタンバイ態勢」に入ってしまったのだ。

しかも「そのとき」は、

やがて起こる南海トラフ巨大地震の直後に来るおそれがある。

富士山が最後に噴火した1707年の「宝永の大噴火」では、

そのわずか49日前に、

南海トラフ巨大地震(宝永地震)が起きていたのだ。

実は富士山と南海トラフには、

地球科学的にみて密接な関係がある。

富士山の美しさも、恐ろしさも、

南海トラフがつくっていると言っても過言ではないのだ。

2030年代の発生が予想される次の南海トラフ巨大地震に

「令和の大噴火」が連動すれば、

西日本が壊滅的な打撃を受けた直後に首都圏の機能が停止し、

国家的な危機に陥るおそれがある。

私たちはこれにどう備えればよいのか ?

『富士山噴火』(2007年)を著した火山学の第一人者が、

2011年以降の富士山の大変動を大幅加筆、

巨大地震と巨大噴火の国でいかに生きるかについて、渾身の提言 !

【本書の構成】

第1部 富士山噴火で起こること

第1章 火山灰 都市を麻痺させるガラスのかけら

第2章 溶岩流 断ち切られる日本の大動脈

第3章 噴石と火山弾 登山者を突然襲う重爆撃

第4章 火砕流と火砕サージ 山麓を焼き尽くす高速の熱雲

第5章 泥流 数十年間も続く氾濫と破壊

第2部 南海トラフと富士山噴火

第6章 地理と歴史からみた富士山噴火

第7章 「3・11」は日本列島をどう変えたか

第8章 南海トラフ巨大地震との連動はあるか

第9章 山体崩壊のおそるべきリスク

第10章 富士山の噴火予知はどこまで可能か

第11章 活火山の大いなる「恵み」

【著者について】

鎌田浩毅(かまた・ひろき)

1955年生まれ。東京大学理学部地学科卒業。

現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。

理学博士。

日本火山学会理事、日本地質学会火山部会長等を歴任。

京大の講義は毎年数百人を集める人気で教養科目1位の評価。

科学啓発に熱心な「科学の伝道師」としても活躍  」

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(インスタグラム版「老後は京都で」は→コチラ

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