老後は京都で !

京都の町中(堺町六角)と東京(青山)を気ままに行き来する二地域居住を実践中。 

半藤一利さんの、「漱石先生、探偵ぞなもし」

2021年02月28日 | キンドル kindle 本の世界

( kindle版あり )

「 夏目漱石は、探偵が嫌いだ――。

『草枕』では登場人物の口を借りて、

「探偵? 何の役に立つかの。なけりゃならんかいの」と、

こっぴどくくさしている。

しかし、2016年が漱石の没後100年、

2017年が生誕150年という節目の年だと聞けば、

漱石の義理の孫にあたる「歴史探偵」が黙ってはいない。

本書では、漱石を“先生”と呼ぶほどに愛してやまない著者が、

『吾輩は猫である』『坊っちやん』

『草枕』『こころ』などの名作を、

隅から隅まで深読みし、

ユーモアを交えて解き明かしていく。

●有名な一文、〈吾輩は猫である。名前はまだない。

どこで生れたか頓と見当がつかぬ〉の「頓と」とは? 

●『坊っちやん』の「バッタ騒動」には

明治日本への批判のまなざしが隠されている? 

●門下生の一人、和辻哲郎に

「遺した全著作より大きい」と言わしめた漱石の人柄とは? 

など、著者ならではの歴史的な視点をまじえて、

名推理が繰り広げられる。

文豪の知られざる素顔と、

名作の新たな魅力を発見できる1冊。   」(内容)

( kindle版あり )

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