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屋形
屋形(やかた)は子方屋(こかたや)とも呼ばれますが、
置屋(おきや)といえば分かりやすいかもしれませんね。
芸・舞妓の所属する、まあプロダクションとでも言いますか。
(今でいう、コンパニオン派遣会社みたいなものですね)
現在、
祇園に何軒の屋形があるのかは知りませんが、
パッと思いつく屋形の名前を数えるに7・8軒はある様です。
屋形は、
芸妓を志す少女の全てを受け持ちます。
今は義務教育があるので、
中学校を卒業してから屋形へ入ります。
中には屋形から中学校へ通う少女もいます。
そして、
一人前の芸妓になるまでを屋形で生活します。
勿論、
その間にかかる莫大な費用は屋形が負担します。
食事、着物、お稽古代、おこずかいなどの全てです。
その代り、
一人前の芸妓になるまでは無給となります。
屋形では、
舞妓になるまでの仕込みと呼ばれる期間に、
言葉や立ち振舞いなどの躾、舞などの芸事の習得をさせます。
これらが及第点に達し、お許しがでて、
やっと舞妓になれる訳です。
あまりの厳しさに、
お仕込み期間の途中で挫折してしまう少女も多いと聞き及びます。
今では舞妓になる為に
全国からの希望者が殺到するそうですが、
その昔は、
口減らしや借金のかたに、
祇園へ身売りされてくる少女もあった様です。
しかし、
以前、
かなり大きい(かなり年配の)お姐さんが、
「ウチが祇園に売られてきた最後の子どす」
と言われていましたので、
年齢から逆算すると
少なくとも戦後になってからは
身売りで祇園に来た少女はいないはずです。
失礼ですので年齢を聞くことは出来ませんでした、が
恐らく○○歳以上と憶測されます。
屋形
屋形(やかた)は子方屋(こかたや)とも呼ばれますが、
置屋(おきや)といえば分かりやすいかもしれませんね。
芸・舞妓の所属する、まあプロダクションとでも言いますか。
(今でいう、コンパニオン派遣会社みたいなものですね)
現在、
祇園に何軒の屋形があるのかは知りませんが、
パッと思いつく屋形の名前を数えるに7・8軒はある様です。
屋形は、
芸妓を志す少女の全てを受け持ちます。
今は義務教育があるので、
中学校を卒業してから屋形へ入ります。
中には屋形から中学校へ通う少女もいます。
そして、
一人前の芸妓になるまでを屋形で生活します。
勿論、
その間にかかる莫大な費用は屋形が負担します。
食事、着物、お稽古代、おこずかいなどの全てです。
その代り、
一人前の芸妓になるまでは無給となります。
屋形では、
舞妓になるまでの仕込みと呼ばれる期間に、
言葉や立ち振舞いなどの躾、舞などの芸事の習得をさせます。
これらが及第点に達し、お許しがでて、
やっと舞妓になれる訳です。
あまりの厳しさに、
お仕込み期間の途中で挫折してしまう少女も多いと聞き及びます。
今では舞妓になる為に
全国からの希望者が殺到するそうですが、
その昔は、
口減らしや借金のかたに、
祇園へ身売りされてくる少女もあった様です。
しかし、
以前、
かなり大きい(かなり年配の)お姐さんが、
「ウチが祇園に売られてきた最後の子どす」
と言われていましたので、
年齢から逆算すると
少なくとも戦後になってからは
身売りで祇園に来た少女はいないはずです。
失礼ですので年齢を聞くことは出来ませんでした、が
恐らく○○歳以上と憶測されます。